好きという感情がわからない人に恋愛や婚活は無理:
結婚相談所でお見合いをする場合も、好きという感情を相手に抱けなければ結婚できません。
戦前であれば、結婚は家同士の結びつきを意味したので、親が決めた相手と結婚させられることもありました。
しかし、今は違います。
好きでもない相手とは結婚はおろか、デートだって出来ません。
婚活現場では、好きという感情を忘れてしまった人も多く見かけます。
これでは何も進展しません。
ところで、好きという感情はどんな気持ちなのか、知っていますか?
相手に対して「好きです」と告白する場合でも、それが意味するところはケースバイケース。
好きという感情を言葉で解説するのは、意外に難しいもの。
この記事では、この難しい作業に取り組んでみようと思います。
「好きという感情がわからない人」へ古今東西の名言を紹介
歴代の偉人や哲学者たちも、好きという感情をどう表現すべきか悩んできたようです。
以下に、少し紹介しましょう。
「青年の、最初の、しかも深い恋愛の気持ちは、しばしば成年の婦人に、また少女のそれは年長の権威をもった男性に向けられる。すなわち、彼らに母や父の姿を思い浮かばせるような人々に向けられる」
(フロイト)
「恋愛とは、その二人が一体となることであり、一人の男と一人の女とが一人の天使になって融け合うことである。それは天国である」
(ユーゴ―)
「恋心というやつ、いくら罵り喚いたところで、おいそれと胸の砦を出ていくものでもありますまい」
(シェークスピア)
「恋愛に年齢はない。それはいつでも生まれる」
(パスカル)
「恋とは、われわれの魂の最も純粋な部分が未知なものに向かって抱く、聖なる憧れである」
(ジョルジュ・サンド)
「一つの眼差し、一度の握手、いくぶん脈のありそうな返事などによってたちまち元気づくのが、恋をしている男女なのだ」
(モロア)
「愛人の欠点を美点と思わないほどの人間は、愛しているのではない」
(ゲーテ)
「心が激している時には、人は誤って愛する。本当に愛するには、落ち着いて愛さなければならない」
(ジューベール)
「自ら苦しむか、もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには、恋愛というものは存在しない」
(アンリ・ド・レニエ)
「人間の心は愛することを学びながら苦しむことも同時に学ぶ」
(ユウジン・ド・ゲラン)
「まじめに恋をする男は、恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくにないのである」
(カント)
「ある一人の人間がそばにいると、他の人間の存在など、まったく問題にならなくなることがある。それが恋というものである」
(ツルゲーネフ)
「恋するとは、自分が愛し、自分を愛してくれる相手を、見たり、触れたり、あらゆる感覚をもって出来る限り近くに寄って感じることに快感を感じることである」
(スタンダール)
「私がこの手を、ランプの炎の上にかざしていられる間だけでいいから、彼女に会わせてください」
(ゴッホ)
「愛人たちの間の争いにおいて、自分の方が余計に間違っていたのだと、常に認めようとするのは、いちばん強く愛している方の側である」
(スコット)
「恋愛は発狂ではないが、両者に共通な点が多い」
(カーライル)
「自分の生活に何物かを与え、あるいは何物かを減じ、自分の生活を変えてくれる相手でなければ、愛する価値はない」
(モンテルラン)
「愛することは、ほとんど信じることである」
(ユーゴー)
「物質の影を宿さない恋愛は不滅です。なぜなら、そうした恋愛を経験する精神は不死だからです。愛し合うのは我々の肉体ではなくて精神なのです」
(ユーゴー)
「好きという感情がわからない人」にラノベの表現を紹介
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」略して「俺ガイル」は、若者も含めて大人気です。
詳しい解説はこちらを参照してください。
私はアニメも見ましたし、最近ラノベも買いました。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14 (ガガガ文庫) 新品価格 |
長い物語の最終局面で、主人公の男女二人(高校生)がようやくお互いに対する思いを述べる場面があります。
「好きです」という一言で済みそうな気もしますが、とてもそれでは足りない。
以下に引用します。
引用始め******************
「こんなこと言うの、すげー恥ずかしくて今すぐ死にたい気分なんだけど・・・」
「責任とるなんて言葉じゃ全然足りてなかった。義務感とかじゃないんだ。責任、とりたいというか、とらせてくれというか・・・」
「お前は望んでないかもしれないけど・・・、俺は関わり続けたいと、思ってる。義務じゃなくて、意志の問題だ。・・・だから、お前の人生歪める権利を俺にくれ」
中略
「これからはもっと歪む。けど、人の人生歪める以上、対価はちゃんと払うつもりだ」
「・・・まあ、財産はほぼゼロだから、渡せるものは時間とか感情とか将来とか人生とか、そういう曖昧なものしかないんだけど」
中略
「諸々全部やるから、お前の人生に関わらせてくれ」
中略
「拗らせすぎてて時々本気で意味わかんねえし、腹立つときも普通にあるけど、そういうの全部しょうがねえなって思えるし、俺も似たようなもんだからな。・・・たぶん文句言いながらも大概のことには付き合っていける」
「人生歪める対価には足りないだろうけど、まあ、全部やる。いらなかったら捨ててくれ。面倒だったら忘れていい。こっちで勝手にやるから返事も別にしなくていい」
「私はちゃんと言うわ」
「あなたの人生を、私にください」
後略
引用終わり******************
たった一言では不十分で、何とか自分の気持ちを伝えたくて、理屈をこねくり回してして、不器用で・・
「ぜったいに離れたくない」
「ずっと一緒にいたい」
狂おしいまでに恋焦がれている気持ちが良く伝わってきます。
ラノベも素晴らしいですが、是非ともアニメも見て、この場面を堪能して頂きたく思います。
「好きという感情がわからない」状態を脱して、婚活を成功させよう
好きという気持ちは、時間をかけて様々な交流を行い、心を通わせることで育っていきます。
愛情が育てば、相手の良いところだけでなく悪いところも許せるようになります。
決してお金で買えるものではありません。
損得勘定抜きの母子的一体感が赤の他人同士で成立するとき、それを恋愛と呼びます。
自分の都合ばかり考えて、相手を選り好みしまくって婚活をこじらせている人は、好きという感情を取り戻す必要があると思います。
鍵は、ギブの精神。
受け身で受け取るばかりではなく、能動的に行動し相手に与えること。
相手に尽くし、相手が喜んでくれる姿を見て、自分を嬉しいと感じられるかどうか。
そういう生きる姿勢が幸せを呼び込みます。
この記事が、「好きという感情がわからない」と悩んでいる人のお役に立てば幸いです。
【おまけ】
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以上