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彼氏彼女と別れたい?後悔しないための考え方と方法論

この記事は約7分で読めます。

彼氏彼女と別れたい人は多い?

会社が生活費を得るための収入源になっている場合、無能な上司や堕落した組織と付き合わざるを得ないでしょう。

お金という限定した目的だけでつながることが可能なのです。

しかし男女関係では、将来につながらない非生産的な付き合いをダラダラと続けるのは無意味ですし、有害ですらあります。

恋愛とは、精神的に自立した大人同士が心の交流をすることであり、ギブアンドテイクを通じてお互いに成長し愛情を育てる行為です。

一方的に与えるだけだったり何かしてもらうだけでは、慈善活動と変わりません。

隷属的に相手に仕えたり乞食のような施しを受ける関係は不毛であり、恋愛とは呼べません。

世の中には不幸な「恋愛」関係が溢れています。

相手を支配したいがために悪知恵を使う人、理不尽な要求を突っぱねることができずに唯々諾々と従ってしまう人・・

この記事では、彼氏彼女と別れたいと思っている人向けに、不幸な男女関係を清算する方法を論じています。

将来に向けて、新しい生産的な人間関係を築くためにも必要だと考えたからです。

参考文献:「恋愛の心理」(國分康孝著)三笠書房

彼氏彼女と別れたいのか確認する方法:

1)あなたは、相手に好かれていると思いますか?
2)あなたは、今の相手が好きですか?

基本的なことですが、この肝心なところが欠落しているケースが珍しくありません。

3)あなたは、相手から大切にされてますか?
4)あなたは、相手を大切にしていますか?

あなたを軽蔑するような、馬鹿にするような笑いをすることがあれば要注意です。
あなたがいないところで、あなたの悪口を言ってませんか?
逆に、あなたは相手を尊敬できますか?
相手の悪口を他の人に言ってませんか?

5)デートの時間は楽しくて充実していますか?

デートの後、ゲッソリと疲れているなら相性が悪い証拠。無理は長続きしません。

6)お互いに、問題解決的な前向発言が多いか?悲観的な後ろ向き発言が目立たないか?

お互いに愚痴や不平不満が多くありませんか?

7)病気や困りごとがあった時に、助け合ってますか?
8)お互いに何かを教えたり、教えられたりという関係ですか?

協力関係ができていないと夫婦になった後に困りますし、結婚生活が破綻するのは時間の問題です。

この記事を読んでいる方の中には、婚活中で将来の結婚を考えている人もいると思います。

上に挙げた1)~8)以外にも、どうしても自分では譲れないポイントがある場合は、別れることを躊躇してはいけません。

目をつむって結婚することは可能かもしれませんが、その後に後悔して離婚するのは大変な労力とお金を要します。

人生の遠回りにもなります。

それでも、離婚できるのは恵まれてる方です。

離婚すらできない状態になり、ズルズルと悲劇的な結婚生活を余儀なくされている人は数知れずです。

戦前と異なり、今は本人の自由意思で結婚相手を選べるのですから、自分の人生を生きるためにも主体的に判断してください。

彼氏彼女と別れたいのに、別れを恐れる理由

本人よりも周囲の人間の方が状況をよく理解している場合があります。

「なんであんな人と付き合ってるの?」
「目を覚ませ!別れた方がいい」

親切な忠告が本人には理解できず、不幸な付き合いをズルズルと続けてしまうのはナゼでしょうか?

以下に、理由を四つ挙げます。

1)幼児性を克服できていない

幼少期に必要な愛情が親から注がれれば、心理的に離乳し、同世代の仲間との付き合いに重点が移るのが普通です。

しかし、何らかの事情で家庭での愛情充足が不完全な場合は、幼児性が残ってしまうことがあります。

自分一人では生きていけないという感覚があるので、特定の誰かに依存しようとします。

恋愛依存症は典型的です。

親代わりを期待されている恋人は、次第に心理的な負担が大きくなります。

2)歪んだ親子関係の再現

子供を個人として尊重せず、自分の下僕のように扱って絶対服従を求める親がいます。

そういう親に依存し服従する生き方をせざるを得なくても、ある時、別の生き方もあると気づいてくれれば、まだ救いがあります。

しかし、他者のご機嫌をとり、依存するしか方法はないと思い込んでいる人は、ワガママな恋人に隷従してしまう場合があります。

こういう人は、「自分は誰かに頼らなくても一人で生きていける」ことを認識する必要があります。

3)アイデンティティの喪失を恐れている

人間は大人であれば、自立性というものが求められます。

例え孤立しても自分は自分であるという気持ち・姿勢です。

空気を読まず空気を作る、仲間集団に依存せず、といった感じです。

そういう気概に乏しいと、社会的な肩書や立場を失ったときに虚無感や絶望感を味わう可能性が高くなります。

恋人がいる状態でないとアイデンティティが保てない人は、恋人を失うと自分自身を失う恐怖に駆られます。

こんな状態では、冷静に賢明な判断をすることはできません。

4)現実を直視できない

「もういい年なのだから、ここら辺で手を打って結婚しなければならない。散々苦労してようやく見つけた相手だ。これ以上探しても、自分と付き合ってくれる人は見つからない・・」

恋活や婚活が上手くいかない期間があまりにも長いと、こんな妄想に取りつかれることがあります。

実際、私もそうでした

妄想に過ぎないのですが、本当に信じてしまうのです。この人がラストチャンスだと・・

すると、性格や価値観が合わないにも関わらず、いつまでもズルズルと付き合いを続けてしまう場合があります。

こんな状況に陥らないようにするには、親身になって相談に乗ってくれる人が必要です。

損得勘定抜きで冷静に忠告してくれる親や友人、カウンセラーの存在は貴重です。

彼氏彼女と別れる決断をするために必要な考え方

別れるという決断ができないのは、思考の整理が不十分という可能性もあります。

下記のような考えを持つことが助けになります。

1)恋人がいなくても生きていける

子供じゃあるまいし、彼氏・彼女に依存せずとも大人として生きていけるのです。これからの長い人生、新しい出逢いをいくらでも探せます。

2)一時的に愛を失っても、人生全ての愛が失われる訳ではない

特定の異性と別れたくらいで、残りの人生が全て真っ暗になるはずがありません。自分の人生は自分で舵取りすべきです。

3)別れる原因や責任は男女が半々で負うものだ

恋愛は大人同士の対等なやり取りです。相手にすべて責任転嫁するような人間は世間知らずの子どもだと思えばいいのです。
自分がすべて悪いという考えも間違いです。

4)嫉妬心(所有欲)があるからといって、その相手を愛しているとは限らない

単なるに競争心や自己保存の本能に根差しているだけかもしれませんよ。

5)男女どちらかがカウンセラー役になって関係修復するのは無理である

男女関係は上下関係ではなく対等な関係ですから、相手を教育して改善するのは無理です。

6)「ずっと友達のままでいよう」というセリフは本心である

このセリフに嘘偽りはありません。潔く真に受けましょう。

7)今の相手とずっと付き合うのがベストな選択とは限らない

中途半端どころか、人生を台無しにする男女関係も存在します。今の相手と別れて、新しい人生を模索できるチャンスを有難いと思いましょう。

8)別離のつらさはやがて消える

子供なら天涯孤独の恐怖感を味わうかもしれませんが、幸いあなたは大人です。忙しい日常生活と新しい出逢いが心の傷を癒してくれます。

9)恋人と別れてもあなたの人間としての価値は不変である

男女関係は、自分だけの力ではコントロールしきれない場合もあります。相手と別れたからといって、あなた自身の価値まで変わりません。

相手を気遣った上手な別れ方

お互いが同時に愛想を尽かせば楽に別れられますが、そういうケースは稀です。

付き合いが長いほど、どちらか一方が未練を感じるツライ別れになるのが普通です。

別れを切り出す側は、相手への敬意や気遣いが欠かせません。

人間はモノではありません。

「気に入らなくなったら別のに取り換えればいい」という消耗品扱いをしてはなりません。

恋愛は人生の勉強、人間関係の勉強をする機会でもあるのですから、最後の最後まで手抜きは厳禁です。

「ラインで三下り半を突き付ければいいや」「面倒事からは逃げよう」という態度は、相手だけでなく自分の人生そのものの否定にもつながります。

厳しい現実から逃げず、自分の至らなさを直視しなければ精神的成長は望めません。

別離のプロセスは具体的には、下記の基本方針の元、慎重に進めるべきです。

・徐々に会う頻度を減らす(別離不安を刺激しない)
・相手を誹謗中傷しない(別れた後も挨拶くらいはできる関係にする)
・時と場所を選ぶ(相手が入院中の時や、入社試験の前日に別れを切り出すなんてサイテー・・)

別れる原因は二人にあるのですから、二人で力を合わせて解決しなければなりません。

なるべくスムーズに別れたければ、真摯に向き合うことです。

手抜きや逃げ腰、卑怯な態度は問題をこじらせるだけです。

彼氏彼女と別れたいと思ったときは人生の転機

男女関係はいつかは終わります。

恋愛関係は結婚につながることもありますが、別れた方がお互いのためになるケースもあります。

その判断をするときの考え方や、別れる方法について述べてきました。

特に別れ方については、新しい人生を始めるためにも慎重に進めるべきだと思います。

相手の心を踏みにじるような態度は、その後の自分に不幸をもたらします。

本記事が何かしらお役に立てば幸いです。

【おまけ】
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以上