友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ? 1 (オーバーラップ文庫)
物語の概略:
男子高校生の友木優児は、その怖い外見と話下手が原因で友達が少ない。
そんな彼にある日、カースト最上位の美少女・池冬華が告白をします。
目的は、男除けをするためにニセ彼氏を作ること。
周りに見せつけるためにイチャイチャしたり、デートしたり・・
しかし恋人のふりをするうちに、池冬華は友木優児の内なる魅力に惹かれていき、本当の恋心を抱くように・・・
さらに、友木優児を理解してくれる人間も徐々に増えていき、彼の人間関係は豊かになっていきます。
「友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ?」は、強面の陰キャがモテモテになっていく過程が楽しめるラノベです。
2021年5月現在、第4巻まで発売中。
池冬華が友木優児に惹かれる理由:
最初は、男除けのために友木優児を利用していただけのヒロイン:池冬華。
彼女はなぜ、友木優児のことが好きになっていったのか?
理由は下記。
- 可愛いから寄ってくる軽薄な男とは違う。
- 無理に自分を良く見せようとせず自然体である。
- 正直で誠意がある。
- さりげない気遣いと優しさがある。
- ユーモアが感じられる会話センス
- 目先の損得にとらわれない実直さ。
- 危機に際しても沈着冷静。
- 彼女の外見だけでなく、努力も認めている
主人公の友木優児の行動は決して派手ではありませんが、地味に良いところがたくさんあります。
表情に乏しいとか、乙女心に対して鈍いとか、ダメなところもありますが、基本的に良い奴なのです。
ラノベの主人公としてモテモテになってもおかしくないと言えるでしょう。
内面は大切だけど、外見も大切。
前述のとおり、主人公の友木優児の理解者は徐々に増えていきます。
しかし、その怖い目つきや表情の乏しさ、さらには口下手なところも手伝って、嫌悪感や恐怖感を抱く人もたくさんいます。
外見だけで彼を判断し、拒否し、陰口を叩く者が多く、とても損な役回りといえるでしょう。
ラノベではこれでもいいのでしょうが、現実の生活では第一印象を良くするよう配慮すべきなのは当然です。
そうでないと、交際以前に出会いのきっかけすら得られませんからね。
まとめ:
このラノベ「友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ?」は、強面の陰キャ男子がなぜかモテるお話です。
しかしラブコメでは、一見モテなさそうな男子がモテるという展開は普通です。
むしろ、爽やかイケメンのトップカーストリア充が主人公というパターンの方が例外でしょう。
その意味では珍しい設定ではありません。
第一巻では、主人公の親友の妹がメインに絡んできますが、二巻以降、アプローチしてくるヒロインが増えていきます。
タイトルで「俺がモテまくるわけないだろ?」と言っている主人公男子が、今後、どれだけモテまくるようになるのか、とても楽しみです。
友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ? 1 (オーバーラップ文庫)
以上