ラノベのレビュー「お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた」


お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた (MF文庫J) [ 岩波零 ]

物語の概略:

高校二年生の不破大翔(ふわひろと)は、学業優秀だがボッチ気味の男子。

孤高を演じるため教室で哲学書を読む(ふりをする)など、人からどう思われるか常に気にして過ごしています。

だから、推しのアニメ声優を追っかけるのが趣味というオタク体質は極秘事項。

そんな彼が、学校一の美少女:朝日優衣奈(あさひゆいな)にしつこくアプローチされて、同じ趣味を楽しみつつ親交を深めていくというのが基本的な内容です。

オタクな奥手男子にとっての理想というか妄想を具現化したようなストーリーで、私は終始ニマニマしながら読んでいました。

面倒くさくて、素直じゃなくて、融通が利かない先輩男子を、可愛い後輩がどうやって攻略していくのか。

ラノベはまだ一巻しか発売されていませんが、今後に期待が持てる作品です。

出会いのきっかけ:

ボッチ気味の男子と、お嫁さんにしたいコンテストで一位になるような陽キャ女子。

二人の出逢いがどうして可能だったのか?

不破大翔(ふわひろと)は成績がトップで孤高やクールさを気どっているため、それが女子の間で評判となり羨望の眼差しで見られるようになります。

クラスメートの女子を通じて、後輩の朝日優衣奈(あさひゆいな)に彼の情報が伝わり、興味を持たれることに・・。

そして優衣奈は、自分と大翔の趣味が共通していることを偶然発見します。

さらには、道端で猫に話しかける大翔を見て親しみを感じ、話しかけることになったのです。

つまり、何かしらの行動や偶然が重なり、二人の交流がスタートしたのですね。

最初は遊びの関係から始まる:

ヒロインの優衣奈は、自分と同じオタク趣味を持っている大翔と一緒に楽しみたい。

一方の大翔はオタク趣味を一人で楽しみたいし、嫁さんにしたいコンテストで一位の美少女と一緒にいるところを見られるのを恐れているため、なかなか言うことを聞いてくれない。

そこで優衣奈は、相手の弱みや取引を持ち出して状況をコントロールするのです。

なかなかのコミュ力お化けぶりに感心しました。

取引や損得が関係する遊びの関係からスタートした二人。

甘々な男女交際とは言えないけど、コラボカフェ・お家でアニメ鑑賞・イベント旅行など様々なデート(?)を通じて仲良くなっていくプロセスが描かれています。

「お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた」を読んでいると、二人の相性バッチリな様子が良く伝わってきます。

共通の価値観や理想が親近感を生む:

「発生する課題を努力で克服する姿勢は素晴らしい」

この点で、大翔と優衣奈の価値観や考え方は一致しています。

二人が同じアニメ声優を推している理由は、苦手から逃げずに努力を続け能力を高めているのを尊敬しているからです。

二人が共感し合えるのは、そういう根本的な生きる姿勢が一致しているからでしょう。

恋愛感情の芽生え:

遊びの関係とはいえ、飾らず気取らずに素を出した交際を続けていった結果、だんだんと信頼感が醸成されていきます。

大翔は過剰な自意識を克服し、優衣奈と一緒の方が楽しいと思うようになりました。

大翔は自分の都合よりも優衣奈が喜んでもらうことを優先し、入手困難なチケットをゲットする。

一巻の最後の方でヒロインの優衣奈は、大翔に対する独占欲らしきものを表明する・・。

お互いに不器用ながらも、心の交流が見られて微笑ましく感じました。

「お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた」まとめ:

このラノベ「お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた」では、将来二人が結ばれそうな様々な伏線が提示されています。

  • 50年後に思い出話をすることを想定してツーショット自撮りをする。
  • 母親になった時の優衣奈の親馬鹿ぶりを大翔が想像する。
  • 優衣奈が、大翔の家族旅行に同行したいと申し出る。
  • ラノベのタイトルが「お嫁さんにしたい・・・」である。

でも、一巻が終わった時点で、どちらからも告白はしていません。

下の名前呼びは優衣奈から無理にお願いしている状態で、大翔はOKしていない。

まだ、正式な彼氏彼女にはなれていませんが、2巻以降でそれがどのように実現されていくのか・・?

今の展開が大いに期待できる作品だと思いました。

是非とも、読んでみてください。
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お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた (MF文庫J) [ 岩波零 ]

以上

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