ラノベのレビュー「現実でラブコメできないとだれが決めた?」

現実でラブコメできないとだれが決めた? (ガガガ文庫)

物語の概略:

「現実でラブコメできないとだれが決めた?」

なかなか挑戦的なタイトルですね。

現実の世界でラブコメみたいな楽しい展開があるわけない。

このように思うのが普通の人間。

確かに、ただ待っていても幸運は降ってきません。

しかも恋愛は、受験や就職と異なり、第三者が成功のための指針やマニュアルを示してくれるわけではありません。

失敗を恐れず、不確実性にひるまず、道なき道を切り拓いていく気概が必要です。

「ラブコメの主人公みたいな体験をしたいから、自分が主体となって行動を続けて実現してやるぜ」

こんな気持ちが良く表れたタイトルだと思います。

自分のやり方でゼロから作り上げられるという面白さ。

その面白さをラノベで味わいたい人にオススメです。

2021年4月時点で、2巻まで発売中。5月に3巻が発売予定です。

思ったようなラブコメ展開にならないから面白い・・?

自分の高校生活をラブコメ展開にするため、主人公の男子:長坂耕平は綿密な調査分析を行い、計画を立て、実行に移します。

しかし、なかなか思った通りになりません。

  • 長坂耕平が告白した相手が、ターゲット(清里芽衣)とは別の女の子(上野原彩乃)だった。
  • その偶然巻き込まれた上野原彩乃が、ラブコメ実現のための協力者になった。
  • ラブコメ用に設定した「登場人物」たちと、思ったように親密になれない。
  • ターゲットであるメインヒロイン(清里芽衣)の行動が不可解。
  • 調査や実行段階で、いろいろと邪魔が入る。
  • 敵対する人物のラブコメ適性が意外にも高かった。
  • その他

長坂耕平は何度失敗してもあきらめず、粘り強く行動を続けます。

PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(再び実行)。

不器用ながらも、PDCAサイクルを回しているのが偉いと感じました。

状況が厳しくても逃げずに行動を続ければ、必ずハッピーエンドを迎えられる。

このような信念をもって生きている人は幸せですよね。

主人公の不器用さが魅力的:

主人公の長坂耕平はイケメンではないし、器用なタイプでもありません。

愚直で、不器用で、大馬鹿野郎とよく言われています。

でも、行動力があります。

積極的に交友関係を広げ、協力しながら事を進めます。

できない言い訳ではなく、どうしたら出来るかを考えます。

「常識」という名の偏見や嘘に捕らわれません。

優等生や常識人はつまらないですが、この主人公はとても魅力があります。

私はとても共感したし、現実にこういうタイプがいたら友達になって応援するでしょうね。

現実でラブコメできないとだれが決めた? (ガガガ文庫)

なお、ラノベ「現実でラブコメできないとだれが決めた?」では、主人公:長坂耕平のモノローグで様々な有名ラノベが参照されています。

合わせて読んでおくと、より楽しめると思います。

下に解説記事のリンクを貼っておくので参照してください。
↓↓

弱キャラ友崎くん

ラノベのレビュー「千歳くんはラムネ瓶のなか」

ラノベのレビュー「継母の連れ子が元カノだった」

「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」ラノベのレビュー

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以上

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