ラノベのレビュー「俺の女友達が最高に可愛い。」

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あらすじ

このラノベ「俺の女友達が最高に可愛い。」は、オタク的趣味に熱中する男性に夢を与える物語です。

男子高校生の中村カイは、多くのオタク的趣味を持ち、バイト先もその関連の仕事。

ゲーム、漫画、アニメ・・・

高校入学時に同じクラスで偶然隣の席になった美少女：御屋川ジュンと趣味話で意気投合し、その日の帰りに自分の家に招いて家族に紹介する早業。

それから一年以上もの間、毎日のように一緒にオタク趣味を楽しむ無二の親友となります。

恋人的なイベントはないけど、二人の相性はバッチリで一緒にいるのが楽しくてしょうがない。

ラノベ「俺の女友達が最高に可愛い。」のキャッチフレーズは「友情イチャイチャ満載ピュアフレンド・ラブコメディ」。

羨ましすぎる関係がどう変化するのかしないのか、目が離せません。

中村カイと御屋川ジュンは異性同士の親友です。

でも、いわゆる彼女ではないと言い張ります。

ハグをしても膝枕をしても、あくまで友達としての行為・・

家族と一緒に夕食を共にするのが当然という間柄であっても彼女ではないのです・・・？

何でも話せて、ずっと一緒にいたいと思える異性の親友を彼女と定義しないのはおかしいと思いますか？

中村カイと御屋川ジュンの二人は、この親友関係に満足しています。

御屋川ジュンが他に彼氏を作ることもしないし、中村カイが別に彼女を作ることもしない。

わざわざ恋人と定義しなくても、二人の絆はとても強固。

嫉妬に狂ったクラスメートに脅迫されても、御屋川ジュンとの関係を体を張って守る中村カイ。

その傷ついた中村カイを優しく抱擁する御屋川ジュン。

ラノベを読むと、彼氏彼女を超えた夫婦以上の関係に見えます。

一緒に楽しく過ごした時間の長さは、大きな影響力を持ちます。

たとえトキメキイベントやドキドキ感が無くても、将来的には自然と結婚することになるのだろうと思いました。

主人公の中村カイは、オタク的な人物設定になっています。

でも、学年一の美少女：御屋川ジュンと親友づきあいしているため、周囲の女子たちからは特別な目で見られています。

御屋川ジュンとは友達だと主張しても聞き入れてはもらえず、ラブラブの恋人同士と認定されます。

御屋川ジュンと仲が良いために、他の女子たちからも興味を持たれ、ランチや遊びに誘われます。

スクールカースト最上位の女子を下の名前で呼ぶことも許される厚遇ぶり。

モテモテ効果は、学外のバイト先の後輩にも波及しデートに誘われる始末。

とても羨ましいハーレム状態を享受する主人公に対して、家族も好意的な目を向けています。

一人の異性と仲良くすると、その副産物として周囲の好感度もアップするのですね。

主人公の男子高校生：中村カイは、幸運の持ち主といえます。

オタク趣味が完全に一致する美少女と偶然席が隣同士になるとか、普通はあり得ませんよね。

でも、そのあり得ないことを生み出して、楽しめてしまうのがラブコメ系ラノベのいいところです。

中村カイとの距離を詰めたがっているバイト先の後輩女子が、どのような波乱を巻き起こすのか、今後の展開が気になりました。

「俺の女友達が最高に可愛い。」は、2021年5月現在、第二巻まで発売中です。

気になる人は、是非とも読んでみて下さいね。
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以上