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ラノベのレビュー「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」

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幼なじみが絶対に負けないラブコメ (電撃文庫)

「おさまけ」のあらすじ

主人公は、男子高校生の丸末晴。

そして一人目のヒロインは、彼の幼なじみでクラスメートの志田黒羽。

ラノベの表紙を見ても分かる通り、ロリ可愛い外見。陽キャの人気者で世話焼きお姉系という最強スペック。

二人目のヒロインは、可知白草(同じく丸末晴のクラスメート)。

現役女子高校生作家で美少女の学園アイドル。丸末晴の初恋相手だけど、高嶺の花という存在。

そして、三人目のヒロインが桃坂真理愛。

かつて丸末晴が世話をしていた後輩で、彼を兄のように慕っている現役若手女優。

この三人が、主人公の丸末晴をめぐってヒロインレースを繰り広げます。

2021年4月現在、ラノベは7巻まで発売中。

私は2巻まで読みましたが、確かにタイトル通り、幼なじみが絶対に負けないラブコメです。

2021年4月からアニメ版が放映予定。

おさまけのポイント(1)芸能界がらみの非日常的設定

主人公の丸末晴は、小学生時代に芸能界で大活躍していた経歴を持ちます。

丸末晴の初恋相手である可知白草(現役女子高生作家)も芸能界で活動中。

妹系キャラの桃坂真理愛も若手女優。

このラノベは、芸能界との関りが目立つ設定になっており、日常ほのぼの系ラブコメとは様相が異なります。

非日常的でダイナミックなストーリーが目立つので、物語を純粋に楽しめる人には受けるでしょう。

キャラへの感情移入とか共感という点では、やや難ありという印象です。

おさまけのポイント(2)幼なじみの美女たちに囲まれるハーレム設定:

丸末晴という男子高校生は、主人公特権としてのハーレム設定を享受しています。

幼なじみの志田黒羽は彼の家の隣に住んでおり、志田黒羽を含む4姉妹はみんな可愛い。

物語が始まる以前、志田黒羽は丸末晴に告白しています(フラれたけど・・)。

ツンデレっぽい可知白草(現役女子高生作家)も丸末晴のことが実は大好き。

若手女優の桃坂真理愛は、小学生の時に芸能界で丸末晴の世話になり、その縁で彼に親愛の情を抱いています。

3人のヒロインたちの嫉妬、憎悪、駆け引き・・・

ハーレム的な状況の中、激しいヒロインレースが繰り広げられるため、ある特定の女の子と徐々に仲を深める訳にはいかない。

同情すべきなのか、羨ましがるべきなのか・・?

にぎやかだけど不安定な展開が興味をそそります。

おさまけのポイント(3)幼なじみは負けないが勝ってもいない?

前述の通り、一人目のヒロインである志田黒羽は、丸末晴の幼少時からの幼馴染。

二人目のヒロインである可知白草は、丸末晴と小学生の時に交流があるので、幼馴染と言えなくもない。

三人目のヒロインである若手女優の桃坂真理愛も、小学生の時に丸と交流があります。

つまり、広い意味では、ヒロインは3人とも幼馴染といえるのでしょうか・・?

2巻を読み終わった時点では、3人のうち誰も勝っていないし負けてもいません。

厳密な幼なじみは志田黒羽だけだとするなら、彼女と丸末晴が最終的にはくっつくような気もしますが、タイトルに「絶対に負けない」と書かれていても勝つとは限りません。

なかなか先が読みにくいのが、このラノベの良いところです。

幼なじみは負けフラグというラノベの「常識」をどのように打ち破ってくれるのか?

今後もワクワクしながら読み進められそうです。

「おさまけ」のまとめ:

「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」は、ハーレム要素の強い非日常系ドタバタ喜劇です。

ある特定の女の子との関係を徐々に深めていくプロセスを楽しみたい人、純愛系ラブコメを好む人はイマイチと感じるかもしれません。

2021年4月からアニメが放送開始になりますので、少し見て面白そうだと感じる人はラノベにも手を出してみてください。

とにかくヒロインたちの可愛さは折り紙付きなので、それだけでも購入する価値はあると思います。

幼なじみが絶対に負けないラブコメ (電撃文庫)

以上