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ラノベのレビュー「とってもカワイイ私と付き合ってよ!」

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とってもカワイイ私と付き合ってよ! (角川スニーカー文庫)

物語の概略:

ボッチライフを楽しむ主人公:和泉大和(やまと)は、ある日突然、クラス一の人気者:七峰結朱(ゆず)から告白されます。

「不本意ですが、私と付き合って下さい」

自分の属するリア充グループの三角関係を解消するために、偽のカップルとして振る舞ってほしいとのこと。

話し合いの末、プレミア付きのゲームと引き換えに、しぶしぶニセ彼氏になることを了承する大和。

打算で始まった「彼氏彼女」の関係だが・・・

性格は全く異なり、傍目には全然お似合いじゃないのに、なぜか波長が合う二人。

素をさらけ出し、一緒にいることを心地よく感じ、どんどんと親密さが増していく様子が描かれています。

恋愛とは何か、本当の友達とは何かなど、人間関係について考えさせられる楽しいラブコメです。

2021年4月現在、2巻まで発売中。

異なる性格でも相性がいい?:

主人公:和泉大和(やまと)は、一人を好む猫的性格。

一方、ヒロインの七峰結朱(ゆず)は、集団でワイワイするのを好む犬的性格。

一般的には、異なる性格だと上手くいかないと思われがちですが、この物語「とってもカワイイ私と付き合ってよ!」の中では、二人の相性はバッチリ。

素を出して、本音と本音でぶつかり合う。

なぜか一緒にいて楽で、気持ちが落ち着く

現実の世界でも、こういうケースは珍しくありません。

私と妻も、性格や趣味が異なりますが沈黙が苦じゃありませんし、一緒にいるだけで楽しいし、ホッとします(のろ気?)。

ですから、「住む世界が違うから・・」なんて思い込みを捨てて、思い切って出会いの機会を広げ、積極的にお試し交際をすることが大切だと思います。

夫婦漫才のような言葉のキャッチボール:

恋愛に限りませんが、人間関係では会話のキャッチボールを上手くできるかどうかが重要です。

うまくキャッチボールができるなら、二人の波長が合い、精神レベルも合っている可能性が高いと思います。

このラノベ「とってもカワイイ私と付き合ってよ!」では、大和(やまと)と結朱(ゆず)の軽快でユーモラスな会話を楽しむことが出来ます。

まるで夫婦漫才のようで、それでいて知性も感じさせる。

こんな会話を毎日できたら、さぞかし楽しいだろうなあ、と少し羨ましく感じました。

話は変わりますが、逆に、気遣いが出来ず、会話に非協力的な人はモテません。

一方的にまくしたてたり、的外れな返答をしたり、態度が冷たかったり・・。

まともな会話ができない関係では、学校でも職場でも生産的な結果は生まれません。

人との会話が上手くいってないと自覚がある人は、このラノベを読んで楽しい気持ちになってみることをおすすめします。

親しくなりたいなら猫を被ってはいけない:

このラノベのヒロインである:結朱(ゆず)は、クラスの中のトップカーストであるリア充たちと交流しています。

しかし、リア充友達に対しては猫をかぶり、いい人を演じることで辛うじてバランスをとっているのが実情。

そして、表面的にいい人を演じているのは、結朱(ゆず)以外のリア充たちも同じ。

親友とは呼べない薄い関係・・・。

トップカーストとは名ばかりの、三角関係などによってすぐに崩壊してしまいかねない脆い人間関係が描かれています。

一方、結朱(ゆず)の「彼氏」である大和(やまと)は孤高であることを選択し、空気を読まず、進んで悪役を引き受ける性格。

その姿に影響され、ヒロインの結朱(ゆず)は、勇気を出してリア充の仲間たちに本心をぶちまけるに至るのです。

そしてそれが、リア充たちの人間関係を修復することにつながる・・。

クラスの底辺にいると思われる大和(やまと)がトップカーストに大きな影響を与える様は、読んでいて清々しい印象を受けました。

まとめ:

このラノベのタイトル「とってもカワイイ私と付き合ってよ!」を見ると、ヒロインである結朱(ゆず)のナルシストぶりが想像できます。

でも、そのナルシストぶりは決して嫌味に感じられず、自分の弱さを誤魔化すためだということが読んでいる内に分かってきます。

作者の三上こた氏は、1巻のあとがきの中で次のように述べています。

「読者の皆様にも、彼女のナルシストっぷりを、楽しんでいただけたのなら、これに勝る喜びはありません」

ナルシストっぷりがどうして楽しいのか。

その秘密を知りたい人は、ぜひともラノベを読んでみてください。

とってもカワイイ私と付き合ってよ! (角川スニーカー文庫)

以上

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