婚活を始める前に、結婚とは何か理解しておこう
今の日本では、婚活に励んでおられる方が数百万人(?)おられると思います。
婚活のゴールは結婚。
ところでアナタは、どうして結婚したいんですか?
結婚というものがどんなものか分かったうえで婚活していますか?
「結婚とは何か?」
婚姻歴のない婚活者にとっては、意外に難しい質問だと思います。
以下、結婚の本質について分かりやすく述べていきます。
是非参考にして、自分自身の結婚観を構築していただけたらと思います。
参考文献:
「恋愛の心理」 國分康孝著 三笠書房
結婚をマイナスイメージでとらえる人の心理
自分の快楽最優先の人に結婚は無理:
「ドキドキするような人に出会いたい」
恋愛であれば、ときめくような感情を味わうためだけに行動することが可能です。
しかし結婚は、法的な裏付けがある契約された役割関係がメインになります。
相手に飽きたから別れるなんてことは難しいし、喧嘩したからしばらく連絡を取らないなんてことも無理。
好きという感情と関係なく、義理で相手に付き合う場面が増えてくるのです。
「面倒くさいから、相手の親戚の法事に参加したくない」なんて思っている人は、結婚に向かない人間でしょう。
結婚には、権利と義務が伴います。
妻に家事育児をすべて押し付けて、夫が自分の趣味・娯楽に熱中していたら、喧嘩になります。
妻の権利を無視して、夫が「同窓会に行くな」なんて命令をしたら、二人の関係はぎくしゃくします。
結婚生活をスムーズにするには、夫婦が各々の義務・責任を遂行し、お互いの権利を認め合う必要があるのです。
つまり結婚では、自分の不便さを我慢したり、本音ではしたくなくても動くことが求められる訳ですね。
このような役割関係を苦痛に感じる人に結婚は無理。
自分の快楽を最優先にしたがる人(幼児的な人)に結婚は無理。
「結婚すると、自分の時間とお金を好きに使えなくなる・・」
「マッチングアプリで遊び相手を見つけるのはいいけど、結婚なんてする気はない・・」
こんな言い訳ばかりして、いつまで経っても結婚しようとしない人は、相手に譲れない+我慢できない人である可能性が高い。
つまり自己中ですね。
自己中とは、現実への対応能力に乏しい子供、柔軟性が無いひ弱な幼児という意味だと思ってください。
損得勘定の激しい人にとって結婚は不快でしかない
ネオリベ(新自由主義)の悪影響か、自分の目先の損得勘定しか興味のない人が増えました。
「自分にとって得か?」
「ちゃんと見返りがあるか?」
「自分が損をしないか?」
会社は命令系統がある組織ですから、そんなことを考えている人ばかりでも何とか成り立ちます。
でも、この損得勘定を恋愛や結婚に持ち込むと上手く行きません。
「相手からいかに奪うか?」
「自分が損をしたくない」
こんな心構えでは、心が触れ合う愛情関係なんて誰とも結べません。
初アポやお見合での「奢り奢られ論争」はその典型。
「結婚する相手かどうかも分からないのに、何で奢らなきゃいけないんだ。ましてや、2回目が無さそうな相手に奢ったら、俺が丸損じゃねえか。一円単位での割り勘は当然だろ・・」
気持ちは分からなくありませんが、婚活はビジネスの商談ではありません。
見返りばかりを相手に期待していたら、沼にはまります。
心構えを変えましょう。
お見合の機会をくれた相手に感謝し、時間を割いてくれた相手に感謝し、こちらで念入りに準備して、精いっぱいサービスして、気分良く相手に過ごしてもらい、そして、自分の人柄を確認していただく。
男性側も女性側も、こういう心構えで臨むべきなのです。
「相手を気遣い、相手に尽くして、相手が喜ぶ顔を見るのが楽しい」
こういうメンタリティーを持っていると、婚活も恋愛も上手く行きやすいです。
一円も損したくないというメンタリティの人間が結婚しても、すぐに破綻します。
結婚生活というのは、公平の原則を保持しにくいもの。
(相手がケガや病気でも困っている時に、損得勘定を持ち出しますか?)
自分自身が何を得られるかは脇に置き、自分が他者に何を与えられるかにフォーカスすべきです。
長年上手く行っている夫婦は、二人ともギブの精神を持っています。
婚活でも、ギブの精神にあふれている大らかな人はモテモテです。
気持ちに余裕があり、自分に自信があるからです。
(スマートに会計を済ませる男性、手作り弁当で胃袋を掴む女性を思い浮かべましょう)
一円も損したくないという心の貧しい人にとって、結婚は一生縁が無いものでしょうね。
参考動画:
結婚によって得られるものとは?
「結婚すると、自分の時間とお金を好きに使えなくなる・・」
こんな風に思っているみなさん。
実は、結婚すると得られるものがあるのです。
それを以下に説明します。
アイデンティティの源泉となる
アイデンティティとは「自分は何者であるか」「自分の居場所はどこか」という意識のことです。
アイデンティティを持っていると、言動の一貫性が確保しやすく、生への意欲も湧いてきやすいもの。
結婚して家庭を持つというのは、アイデンティティの中でも最強のものだと思います。
死別や離別で夫婦の片方を失った場合に再婚する例が多いのは、夫婦というアイデンティティがあったほうが人生に充実感があるからです。
自分が何者か分からないという虚無感から、一刻も早く脱したいという思いを感じます。
家庭環境に恵まれなくて愛に飢えている人ほど、仲の良さそうな夫婦を見て「私もああなりたいな」と考えるようです。
若い頃に奥さんについて愚痴を言うことが多かった人が年を取り、「やっぱり、家族が一番だな・・」としみじみ言っていたのを思い出します。
職場が殺伐としていても、家に帰れば救われるというパターンはよくあるもの。
目には見えませんが、夫婦というアイデンティティが社会を根幹で支えているのだと思います。
心理的安定感を得られる
夫婦というのは、困った時に助け合える親友のようなもの。
「我が同士」と思える人と暮らせれば、心理的に安定するのは当然です。
独身の人が「一人暮らしでも困らないし、一人の方が気楽」と言っても、病気やケガをしたときに不自由さを感じ、パートナーを求め始めることも多いと思います。
いくら便利な世の中になっても、基本的に人間は一人では生きてはいけません。
「結婚は楽しさを二倍にし、悲しさを半分にする」という格言がありますが、一度結婚の良さを味わうと、二度と独身に戻りたいとは思わないものです。
心が触れ合い、困った時に助け合える人を伴侶に選びましょう。
トキメキやドキドキではなく、顔を見るとホッとする人がアナタにとって運命の人です。
大人になれる
自分の損得しか考えない自己中や、傲慢で謙虚さのない勘違い人間は、幼児性の象徴と言えます。
結婚すると、このような幼児性から脱却し、大人になれる可能性が高まります。
結婚とは、自分が損しないように相手から奪うものではなく、相手に尽くすことです。
結婚生活は、お互いが尽くし合うことで成り立つもの。
子供、親戚、隣近所への気遣いや配慮も欠かせません。
こういう体験が、人間を一人前の大人にするのです。
「私は独身だが、長年職場で働いているんだから大人だ」と反論する人もいるでしょう。
でも、職場は自分の目先の損得しか考えない自己中人間でもなんとかなる場所です。
上司の命令さえ聞いていれば、性格が悪くてもクビにはなりません。
基本的に職場の人間関係は薄っぺらであり、人間的成長の機能を職場に求めてはいけません。
結婚生活のような重厚で濃密な人間関係こそが、人を大人にするのだと思います。
結婚にまつわる誤解6選:
結婚して仲良し夫婦を長年続けている人は、二人とも正しい考え方をしているものです。
逆に言うと、間違った考え方をすると夫婦関係は不安定になります。
結婚生活を不安定化させる誤解とは何か、以下に解説していきます。
恋愛してラブラブのまま結婚すればうまくいく
「ときめいてドキドキするような相手と結婚すればうまくいく」というのは間違いです。
トキメキやドキドキというのは勝手に湧いてくる感情であり、不安定なものです。
短期間で消滅する感情なので、ドキドキしたまま結婚することは不可能。
結婚する二人に必要なのは地道に育てた愛情であり、それは冷静で安定したものです。
結婚生活はトラブルの連続でもありますが、愛情という基盤があれば、ちょっとやそっとで揺らぐことはありません。
お互い協力し、譲り合い、我慢して乗り切るために必要なのは、冷静で柔軟性も兼ね備えた愛情関係なのです。
夫婦はすべての情報を共有すべきである
一つ屋根の下で暮らしていても、お互いのすべてをオープンにするのは不可能。
すべてをガラス張りにしたら、気持ちが休まらないですよね。
例えば、メールのやり取りをすべてを配偶者がチェックしてきたら、鬱陶しいと思うはずです。
夫婦といえども、お互いのプライベート領域は存在します。
個人的な内的世界をお互いに尊重しあえるのが成熟した大人というものです。
常にベタベタしている夫婦が理想ではありません。
信頼しあっている夫婦は、別々の行動を容認し、過度の干渉を避けようとするものです。
性格が正反対だと補足しあって仲良くやれる
陰キャと陽キャ、コミュ障と社交的な人、マイペースと空気読む人。
二人の性格が正反対であっても、結婚前の恋愛段階であればデートを楽しめるかもしれません。
でも、長続きはしないでしょう。
一方がイライラしたり、もう一方が抑圧されてストレスを感じたりする場面が増えてくるからです。
やはり性格が似ていて、「あ、この人は私と同タイプだ」と思える人の方が上手くいきます。
似た者同士の方がお互いを理解しやすいので、何事もスムーズに運びやすいと言えます。
何もしゃべらなくても、一緒にいるだけでホッとする。
沈黙が苦にならず、落ち着いた気持ちになれる。
こんな感覚になれるのは二人の相性がいい証拠。
こういう人を人生の伴侶に選びたいものです。
結婚すれば相手は変わるだろう
髪型や服装なら、アドバイスすれば素直に受け入れる人もいるでしょう。
趣味だって、こっちが楽しそうにしてやっていれば、興味を持って一緒にやってくれるかもしれません。
でも、心構え・態度・習慣といった性格的なものは、結婚したくらいでは変わらないと思った方がいいです。
もちろん、性格が変わる場合もありますが、それは、変わらないと生きていけないほどの苦難に遭遇した場合です。
でも、そういう悲劇は滅多に起こるものではありません。
通常レベルの困りごとでは、人の性格は変わらない。
困りごとは見ないふりをして、困りごとから逃げ、困りごとを人のせいにする。
これが普通の人間の対処方法であり、性格的なものが変わるのを期待してはいけません。
結婚後にストレスフルな生活をしたくなければ、婚活中に相手の性格を見極め、自分が許容できるかどうかを判断しましょう。
自分の思う通りに動いてくれる人と結婚したい
女性に人権がなかった戦前であれば、家同士の話し合いで許嫁を決めてもらい、女中のような妻をもらうことができたでしょう。
21世紀の現在、そのような風習はもう存在しませんが、時代錯誤な妄想を抱いている人は意外に多いようです。
ずっと実家暮らしで、身の回りの世話を親にしてもらっている独身者は、結婚後も、配偶者に親代わりを期待してる場合があります。
実家が裕福だから、結婚後も同じ生活レベルを保証してくれる配偶者を求める女性もいます。
幼少からチヤホヤされてきた美人は、わがままの度が過ぎると誰にも相手にされません。
上記はいずれも、「自分が欲する通りに動いてくれる人を見つけて結婚したい」という妄想にとらわれている人たちです。
でも、そんな都合のいい人は存在しないのです。
誰かに奉仕するために生まれてきた人なんていませんし、みんな自分が一番大事。
誰かと仲良く暮らしたいと思ったら、我を抑えて、相手のために尽くすという姿勢が大切です。
自分の思うようにならなくて当たり前だし、自分の願望と合致することがあったらラッキー、くらいに思っていた方がいいでしょう。
自己中の人は他人を非難しがちだし、自分は被害者だと申し立てるケースが多いですが、そういう幼児性を克服しない限り結婚は夢のまた夢です。
へまをしたら非難してもよい
結婚して一緒に暮らすようになれば、様々なトラブルや失敗が起こるのが普通です。
自分の思う通りに行かなくて残念、という場面は珍しくないのです。
そういう時に、へまをした相手を非難し「だからアナタは駄目人間なんだ」なんて人格否定してはいけません。
夫婦の関係にひびが入り、いさかいが絶えなくなり、離婚の原因になります。
不幸を避けるには、次のような対処法が望ましいでしょう。
- 失敗の事実や行動を冷静に受け止める
- 失敗の原因を突き止める
- 再発防止策の案を出す
- 非難、嘲笑、軽蔑などの人格否定は御法度
仲良し夫婦をずっと続けているカップルは、相手への気遣いや思いやりを決して忘れません。
結婚を決める前のチェックポイントは3つ:
学校や職場で自然と相手を見つけられた人はいいですが、そうでなければ仕方なく婚活を始めることになります。
私も経験があるから分かるのですが、この婚活がなかなか大変なのです。
条件が合い、かつ自分と相性が良い相手に巡り会うためには、平均して10~20人の人とお見合やアポをしなければいけません。
つまり、9割以上の確率で「ハズレ」なのです。
逆に、運命の人と出会える確率は1割以下ということになります。
「自分は本当に結婚できるのだろうか・・」という不安に苛まされながら、ようやく良い人に出会えた時はホッとするもの。
そして最終的にその人と結婚するかどうかは、どのよに決断すればいいのでしょうか?
大切なチェックポイントを以下に3つ挙げます。
相手のスポークスマンになれるか
内閣の官房長官は総理大臣のスポークスマン(代弁者)です。
総理大臣の立場に立って国民に説明をし、記者の質問にも総理の代わりに答える。
官房長官は、総理大臣の女房役と言われることもあります。
結婚を決める前には、付き合っている相手のスポークスマンになれるかどうか確認した方がいいでしょう。
相手の心的世界に入り込んで、その世界を二人で共有するには、深く長い交際が必要です。
お互いに素を出して、相手に質問もして、お互いの話にしっかり耳を傾ける。
共同作業を通じて、失敗や成功、喜びや悲しみを一緒に体験する。
相手のスポークスマンなら、次のようなことについてスラスラ喋れるはずです。
- 生年月日、家族構成、学歴、職歴、住所、身長、年収、ローン残高、病歴など
- 食べ物の好き嫌い、趣味、苦手なこと、特技
- 失敗談、成功体験、友人関係
- 地道な努力を重視するか、目先の成果のために要領よく行動するか
- 自分の損得が大切か、他者や社会への貢献意識はあるか
- 男女の役割分担意識、多様性を受け入れるか
- その他
お互い受け身で遠慮がちな付き合いだと、表面的な理解にとどまったままになります。
ドキドキやトキメキの感情が高まっている時は、現実を見ずに妄想を膨らませているだけのことが多い。
マッチングアプリのヤリモクは、性的欲求を満たすことに興味はあっても、相手自身のことには関心がありません。
婚活している人は、相手のスポークスマンになるべく行動しましょう。
相手を助けようと思えるか
結婚生活は共同経営であり、夫婦は協力して難局を乗り越えていかねばなりません。
金銭管理、住居の維持、子供の教育、転職・退職、親戚づきあい、身内の不幸・・・
夫婦はお互いに助け合える関係でないと、結婚生活はすぐに破綻します。
あなたは、今交際している相手のことを心から助けたいと思えますか?
病気になったら看病できますか?
相手に不幸なことがあったら、真剣に受け止めて悲しみを共有できますか?
相手が不当な非難をされていたら、反論できますか?
相性が悪い相手だと、困ったときに助けようと思えないものです。
相手をかばうどころか、逆に、陰で悪口を言う。
相手から奪うことには熱心だが、相手が困った時は知らんぷり。
無理に結婚しても、離婚まで秒読みです。
逆に今の交際相手は、アナタが困った時に助けてくれる人ですか?
自己中と呼ばれる幼児的・依存的な人物ではありませんか?
夫婦はお互いに助け合える関係でないと、結婚生活を安定させることは出来ないと覚えておいてください。
アイデンティティが確立されているか?
結婚するなら、確固とした自分を持っている人、「人は人、自分は自分」と言える人がいいでしょう。
自己肯定感の高い自信のある人の方が、結婚生活が安定しやすいからです。
空気ばかり読んで空気に流されて生きている人、自分の考えを持たない指示待ち人間は、サラリーマンとしては重用されるかもしれませんが、結婚相手としては頼りなく感じます。
また、主張に一貫性がなく支離滅裂では、結婚という共同経営が不安定化します。
結婚生活というのは自己決断の連続ですから、しっかりとした自分を持っている必要があるのです。
結婚前の交際時に相手任せで受け身の人は、相手の人を疲れさせていると自覚しましょう。
受け身の流される態度を改めない限り、誰からも結婚相手として選ばれることはありません。
結婚はビジネスか?
共同生活をするためのすり合わせが必須
しっかり愛情を育て、いざ夢の結婚生活。
でも、実際の結婚生活では愛情以外にも必要なものがあります。
それは、日常生活を維持するために必要な役割分担です。
- 買い物
- 食事のメニュー決め
- 料理、片付け
- 掃除
- 洗濯
- ゴミ出し
- 帰宅時間のシェア
- その他・・
結婚生活を快適にするために、お互いの希望・要望をくみ取り、すり合わせる必要があるのです。
相手への細かな配慮・気遣い・優しさがないと、快適な生活は送れません。
「そんなの面倒くさい」という無精者は恋愛経験のない独身者によく見られますが、そういう人に結婚生活は無理です。
服従関係は結婚には馴染まない
会社で管理職だからといって、配偶者や子供を部下扱いすると上手く行きません。
どんなに「出世」しても、家の中では万年平社員です。
夫婦関係に上下関係を持ち込んだらアウト。
あくまで対等に接するのが原則。
でないと関係がギスギスして、離婚率を高めることになります。
結婚を恋愛の墓場にしないための工夫
「結婚後、お互いに仕事が忙しくて、なかなか顔を合わせる時間が少ない」
「会話も素っ気なくて事務的なものばかり・・」
恋愛感情がすっかり冷めてしまったというカップルも多いようです。
結婚を恋愛の墓場にしないためには、意識的に工夫することが必要です。
- たまには気晴らしでデートをする
- 損得勘定のない、裏表のない率直な会話を楽しむ
- 「ありがとう」という感謝の言葉、「素敵、すごい」という誉め言葉を出すこと
生活の1~2割を恋愛実践の場とすることで、仲良し夫婦を維持できると思います。
関連記事は、こちら。
結婚はギブ・アンド・テイク
会社で働かずに給料だけもらおうとしたらクビになります。
結婚生活でも、相手に求めるばかりで自分から何も与えなかったら離婚になります。
デートの時に女王様気取りで相手を召使のように扱う女とは、誰も結婚したくありませんよね。
結婚後は、ギブアンドテイクできる関係になる必要があります。
ギブアンドテイクで典型的なものの一つが、親戚づきあい。
自分の実家には喜んで帰省したがるが、相手の実家は居心地が悪いから、用事を作って顔も見せようとしない。
これでは相手からムッとされるし、相手の親族からも心配されます。
結婚生活では、自分の感情は脇に置いて相手の都合に合わせるという社会性が要求されるのです。
「自分の事以外には無関心」という独身者は、その幼児性ゆえに婚活でつまづくことになります。
婚活では、相手を見つけるだけでなく、自分の未熟性と向き合い改善する努力も必須。
その努力が出来ず、ワガママを通そうとする人が婚活の沼にハマるのです。
お互いのことが好きで、楽しんでギブし合うという理想的な男女関係を構築したいものです。
賢い妥協をできる人が幸せな結婚を手に入れる
性格や考えが異なる夫婦よりも、似たもの夫婦の方が円満な結婚生活を送りやすいと思います。
特に次の項目について、考え方・感じ方・行動が似ているといいでしょう。
- 子供の教育方針
- 家計管理方法
- 家の外での社交範囲
- 家事の分担協力体制
- レクリエーションの種類や頻度
- 物事の決定方法
- 性の営み
- 宗教
しかし、これらのすべてについて、考え方・感じ方・行動が一致することは稀でしょう。
当然、相手に譲り妥協することが求められます。
妥協というのは、仕方なく損を受け入れるという意味ではありません。
現実的でお互いのためになる選択をするということです。
柔軟な態度で賢い妥協ができる人は強い。
ではどうすれば、賢い妥協ができるのか?
「どうしても○○でなきゃダメだ」という思いやこだわりが少ないと有利でしょう。
逆に、「○○○でなければならない」という譲れない項目数が多いほど、夫婦で衝突する確率が高まります。
「相手は私の欲する通りに行動すべきである」という考えに固執していると、不快感を味わうことが多くなります。
これは夫婦だけでなく、すべての人間関係に言えることです。
不快感を感じることが少ない仲良し夫婦になりたかったら、「○○○でなければならない」という思い込みを減らす必要があると思います。
それが、結婚生活でのストレスを減らすことにつながるのです。
結婚生活で必要な「ほどほどの距離感」
恋人時代にラブラブだったとしても、結婚後も常にべたべたイチャイチャするわけではありません。
食事は一緒にするとしても、リビングでゆっくり過ごすときは二人それぞれ別のことをしているのが普通。
同じ空間にいても、何もしゃべらず、それでいて何も気まずくない穏やかな時間もいいものです。
お互いの自由を認めて自分だけの世界を持った方が、精神衛生上もプラスになります。
常に鼻をつき合わせていると、お互いに苦しくなりトラブルのもとになることもあるのです。
相手の動向を常に監視し、相手が行くところ全てに付いていくのでは、たまったものではありません。
オシドリ夫婦とは仲良し夫婦の代名詞ですが、常にべったりしているわけではなく、ほどほどの距離感を取るのがうまい夫婦という意味です。
結婚生活では、ほどほどの距離感は大切ですが、悩みをどの程度まで共有すべきかも考えどころです。
例えば、仕事の愚痴を配偶者に言うべきか?
「話を聞いてもらい共感してもらうだけでもストレス低減になるから話す」というケースもあるでしょう。
威厳を保ちたいし、相手も仕事のストレスがあるのだから、話したいのを我慢するという選択肢もあります。
正解はありません。
状況をみつつ、自分で決断をしていくのです。
結婚生活では、恋愛時よりも現実感覚と自律能力が必要です。
最後に:
「結婚とは何か?」と題して、多面的に論じてきました。
人生で一度は経験しておきたい魅力的な世界だと思いませんか?
もし、この記事を読んで「婚活してみようかな」「結婚したいな」とか思ってもらえたら幸いです。
【お知らせ】
恋愛や婚活に興味があるアナタ。
意中の人はいますか?
当てがなくこれから探すという人もおられるでしょう。
婚活の手段はお決まりですか?
マッチングアプリを全否定はしませんが、システムの信用性に欠けますので、時間を浪費する可能性大です。
私としては自分の経験も踏まえ、結婚相談所をオススメします。
恋愛ノウハウも含め、結婚のプロであるカウンセラーのサポートを受けられるので効率がいいというのが理由です。
男女交際経験が少なくても、素直にアドバイスに耳を傾けられる人は向いているでしょう。
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素敵な伴侶に出会えるよう、お祈りいたします。
以上