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結婚のメリットと、結婚が長続きする心構え

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結婚のメリットがないと思い込んでいる人へ

「結婚にメリットなんかあるの?」という人は意外に多いと思います。

周りがしているからとか、親に言われてなんとなく婚活していても、モチベーションは上がりません。

いい人が目の前に現れても逃してしまう可能性が高いと思います。

実際、結婚生活にはたくさんのメリットがあります。

この記事では、婚活を考えている人向けに、結婚のメリット、及び、結婚生活を長続きさせる心構えを解説します。

何かしらお役に立てば幸いです。

参考文献:「恋愛の心理」(國分康孝著)三笠書房

結婚のメリットとは?

1)アイデンティティが確立できる

アイデンティティとは「自分は何者である」という意識です。

結婚して夫婦になり家庭の大黒柱になれば、この家を守ろうという気持ちになります。

配偶者と死別すると、夫や妻というアイデンティティが失われるため、喪失感や虚無感に襲われます。

この気持ちは、実際に経験しなければ分からないでしょう。

言葉では言い表せないツラさのようです。

配偶者と死別後に、年配者であっても再婚するために奮闘する人が多いのは、夫婦というアイデンティティがそれだけ大きいことを物語っています。

アイデンティティを確立して自分の居場所がはっきりすると、自分の人生を生きているという感覚を持てるのです。

2)心理的に安定する

夫婦とは、対等な立場で家庭を運営・維持するための共同経営者と言えます。

何か問題が起こったら、遠慮なく話し合い、原因や解決方法を模索していくのです。

心強い協力者であり味方なのです。

自分一人では気付かないことでも、相手なら気付くことがたくさんあります。

独りぼっちと二人では大違いです。

心理的な安定度は、独身の時と比べ物になりません。

3)現実的な対応能力が高まる

結婚すると、配偶者、子供、近所づきあい、親、親戚関係などに気を遣う場面が増えます。

自分の家庭を安定させるには、関係者全員とうまくやっていく必要があります。

つまり、現実を踏まえて適切に判断し対応するという能力が養われるのです。

「自分さえ良ければ他人はどうでもいい」「自分は特別だ」という幼児性を脱却して大人になるということでもあります。

結婚のメリットを享受できない人とは?

欧米では、18歳になったら親元から離れて暮らし始めるのが普通ですが、日本ではそうではありません。

学校や職場が実家から近ければ、親と同居しつつ親元から通勤・通学する人は多いですね。

親と同居すること自体は何も悪くありません。

物わかりの良い親が自分の身の回りの世話をしてくれて、上げ膳・据え膳。

親なら子供の立場で甘えられるし、気楽で安心。

生活費もかからない。

仲のいい親子なら、休日はあちこち一緒に出掛けて、話していても友達みたいで楽しい。

こういう親子関係に恵まれた人の場合、わざわざ苦労して婚活し、結婚までしようと思わないでしょう。

何と言っても楽ですから。

一方、結婚相手は対等な関係だから親みたいに依存できないし、共働きならば家事・育児も分担しなければならない。

お金の心配もしなければならないし、家庭内で起こったトラブルには主体的に対応しなければならない。

結婚した相手と、結婚後もずっとうまく行くかどうか確信が持てない。

労力がかかり、リスクがあり、お金もかかる。

こんな面倒な結婚を積極的にする理由が見当たらないのです。

居心地の良い親との同居をズルズル続け、「仕事が忙しい」とか言い訳を続けて、いつの間にか30歳、40歳、50歳・・・

私の身の回りにもこういうパターンで生涯独身になりそうな人がたくさんいます

親元から離れて一人暮らしをしている人の中には、独身貴族生活を謳歌して、結婚のことをほとんど考えずに年齢を重ねている人は多いです。

基本的には本人の自由です。批判する気はありません。

「早く結婚したい」「何が何でも結婚してやる」と思うには、危機感が必要です。

運悪く、危機感を持たずに済んでしまった人は、婚活を始める理由がないのです。

結婚のメリットを長続きさせるための心構え

日本では、結婚するカップルの3組に1組は離婚しています。

残念ですが、これは現実。

どうすれば良好な夫婦関係を維持できるのか、以下に箇条書きします。

1)相手に譲歩したり妥協することが大切

いちいち衝突していたら身が持ちません。柔軟に対応しましょう。

2)本音と建前の使い分けが要求される。

一緒に暮らしている仲であれば、すべてを本音で通すことは不可能です。

3)似たもの夫婦がベスト

性格が似ていて、一緒にいてホッとできるのが理想です。
喋らなくても相手の考えていることが分かるというのは快適ですよ。

4)相手を助けるという目的で結婚してはならない

カウンセラーとクライエントのように一種の主従関係、上下関係があれば、相手を変えることは可能です。
しかし、夫婦関係は対等ですから、一方がもう片方を教育して変えるのは無理だと思ってください。

5)相手の悪口を言ったり被害者ヅラをすることは関係破綻の元

自分の思う通りに相手が動いて当然という考えを持っている人は多いですね。
「相手は自分の召使」という感覚です。
こういう人はうまく行かないと何でも人のせいにして、自分は被害者だと言い張ります。
人を非難するのが癖になっています。
人を非難していれば自分が非難されずに済むからです。
面倒事から逃げているので、精神的には非常に怠惰な部類に属します。
本質的に怠惰な人間にとって、結婚生活は分不相応です。
結婚生活では、「悪いのは私の方だ」とお互いに言える必要があります。

6)相手の人格を否定するような発言をするべからず

何か失敗したとしても、その行為を問題にすべきであって、それを行った人の人格まで否定してはいけません。当たり前のことですが、人を不愉快にしないように気遣うソーシャルスキルが必須です。

結婚のメリットを味わいたいなら行動しよう

トータルで考えれば、婚活や結婚は人生を充実させるのに大いに役立ちます。

最初からあきらめて、面倒くさがって生涯独身を決め込むのは勿体ないと思います。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という格言は、婚活にこそ当てはまります。

結婚するには、何はともあれ行動することが大切です。

気楽に第一歩を踏み出してみましょう。

ご健闘をお祈りいたします。

【おまけ】
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以上