【百合アニメ】女の子同士の恋愛を描いた「シトラス」とは?
女子高での恋愛模様を描いた作品です。
義理の姉妹になった女子高生二人が、反発しながらも次第に惹かれ合っていく過程が描かれています。
惹かれ合うとは、お互いに性的な対象として見るという意味です。
この「CITRUS(シトラス)」という漫画は、コミック百合姫(一迅社)にて2013年1月号から2018年10月号まで連載されました。
大人気だったのでアニメ化され、2018年1月6日から3月まで放送されました。
性格的にも好対照な二人ですが、物語はテンポよく進み、なかなか面白いです。
性的表現としては、かなり過激なキスシーンがたくさん見られます。
さらに、ヒロイン二人を中心として、女性が女性に恋する関係が複数描かれています。
また、たくさんの女子カップルが手をつないで仲良く登校する場面があり、「結婚するまでの火遊びみたいなもの」という解説がされていました。
一般的に言えることですが、男子校に比べて女子高では同性同士の恋愛関係が起こりやすく、卒業後に、男女混合の環境に入ると異性愛に移行することがよくあるそうです。
女子高に実際に通った経験がある人の意見を聞いてみたいものです。
同性愛とは異なる?
百合(ゆり)とは、女性の同性愛、または、それを題材とした各種作品のことを指します。
女性の同性同士の愛と書きましたが、この「CITRUS」の主人公は、女性だけでなく男性に対しても性的感情を持つことができます。
男の子と合コンしたり、イケメンの男性担任教師にときめいて携帯電話番号を交換しようとしたりしていますので、女性にしか興味が無いわけではないのです。
つまり、レズビアンではなく、両性愛者(バイセクシュアル)ですね。
両性愛は、決して珍しいものではありません。
むしろ、異性に対してしか性的感情を持たない完全な異性愛者(ヘテロセクシャル)は、人口の1割程度に過ぎないという研究論文も見られます。
両性愛的な傾向を持つ人はむしろ多数派であると考えられます。
両性愛者の女性の場合、男性も女性も同じくらい愛せるというわけではなく、どちらかというと男性の方が好きということが多いのです。
この「CITRUS」の主人公の女の子(柚子)について詳しい性的傾向は説明されていませんが、アニメを見る限りは、男性より女性に対してより強く惹きつけられているように感じました。
根強い人気の「百合もの」:
百合ものと言われるジャンルは、戦前から存在しました。
戦前の女学校では少女同士の固い絆が存在し、百合ものと類似するジャンルの小説は大きな支持を得ていました。
手塚治虫の少女漫画作品である「リボンの騎士」では、女性同士の結婚の場面があります。
「ベルサイユのばら」では、男装した女性主人公に対する百合的描写が見られます。
さらに、1990年初頭の「美少女戦士セーラームーン」では、レズビアンのカップルが登場しています。
そのほか、百合といわれるジャンルの作品は無数にあり、女性だけでなく男性のファンも増えています。
まとめ:
今回紹介した「CITRUS」では、主人公の女の子(柚子)の幼馴染が、次のように問いかける場面があります。
「柚子ちゃんが好きな子は、黒髪ロングの子でしょ?あーあ、嫉妬しちゃうなあ。ねえ、妹って何?柚子ちゃん、一人っ子だったよね。再婚?義理の妹と住んでるってこと?・・・・ 家族は、妹のこと性的に見てるって知ってるのかなあ?友達にはずっと秘密にするつもり?学校では隠れてイチャイチャしてるの?キスは?エッチは?姉妹で恋愛して、将来どうするの?」
主人公の柚子は、この問いかけには即答できず戸惑います。
人生は人それぞれであり、また、自分の思った通りにならないのが人生でもあります。
「常識」という名の偏見や嘘を恐れず、とにかく行動しなければ始まりません。
世界的に見れば、たくさんの人が女同士で結婚し所帯を持っており、同性婚は珍しくありません。
日本でも今後、増ふえていくのでしょうか?
「CITRUS」という漫画では、最終的にはハッピーエンドになっています。
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