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ラノベのレビュー「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」

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お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)

「お見合いしたくなかったので・・」物語の概略:

最近のラブコメ系ラノベはタイトルの長いものが多い。

「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」

タイトルを読むと具体的な場面がイメージできますね。

このラノベは、高校一年生の男女が親の意向でお見合させられるところから始まります。

早く曾孫の顔が見たいという祖父のワガママに対して、「金髪碧眼色白巨乳の日本人美少女、大和撫子で料理がうまくて頭が良くて運動もできる娘」という無理難題を主人公の男子:高瀬川由弦は突きつけます。

そしたら本当に、その条件にほぼ合致する女性がお見合い会場に現れました。

その名は、同級生で同じクラスの雪城愛理沙。

彼女も養父の意向に逆らえず、仕方なくお見合に応じていたのです。

今回たとえ断っても、お見合い話は延々と押し寄せることが予想される。

二人はこれ以上お見合いしたくなかったので、偽りの婚約を交わし、今後の面倒なお見合い話を避けることにしました。

仕方なく応じたお見合いと偽りの婚約から始まった二人の関係ですが、交流を通して徐々に距離が縮まっていく様はとても微笑ましく感じました。

古風なお見合いから始まるラノベ:

21世紀の現在、男女の出逢いのは、学校・職場・合コンが主流でしょう。

日常生活で出会えない人は、マッチングアプリ、パーティ、結婚相談所などを利用するのが一般的です。

昭和ではよくありましたが、両家の親も同席する古典的なお見合いは本当に珍しいケースです。

その珍しいお見合いを出逢いのきっかけに使ったラノベが、この「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」。

将来の結婚を考えるならば、出逢いのきっかけ自体は問題ではありません。

お見合い結婚だと後悔しやすいということはありませんし、自然に恋愛したカップルの方が幸せになり易いなんて説に根拠はありません。

あくまで本人同士の心構え・能力・努力が全てです。

このラノベでは、お見合いをした主人公の男女が賢明で堅実な行動を重ね、二人の関係は徐々に深まり安定したものになっていきます。

「お見合いしたくなかったので・・」では、友達から恋人になる過程が描かれている

どんな出逢いでも、出会ったときはただの知り合いです。

それを友達から恋人にまで変えていくには、時間と手間をかけて様々な交流とイベントを重ねる必要があります。

このラノベ「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」では、二人が親密になる過程を楽しむことができます。

  1. 足をケガした弓弦のサポートを愛理沙が行う
  2. その時、乱雑を極めた弓弦の部屋を愛理沙が片付ける
  3. 弓弦のために愛理沙が食事を作り、その美味しさに弓弦が感動する
  4. 部屋で一緒にゲームをやり、ケーキを食べる
  5. 部屋で一緒に勉強する
  6. 愛理沙が学校で上級生に交際を迫られた時、弓弦が助ける
  7. 総合娯楽施設でデートを楽しむ
  8. プールデートを楽しむ
  9. 弓弦の実家に挨拶に行き、夏祭りデートをする

第一巻の終わりでは、手を繋いでデートをし、同じ食べ物をシェアし、ハグし、頭を撫で、お互いを下の名前で呼ぶようになりました。

完全に恋人状態になったと言っていいでしょう。

イチャイチャの甘々ラブコメが大好きな人におすすめです。

「お見合いしたくなかったので・・」のまとめ

偽りの婚約から始まって親密になれたとはいえ、二人はまだ高校一年生。

まだまだ学業の途中ですし、経済的にも自立できていません。

弓弦の実家(かなり裕福)は皆理解してくれて協力的ですが、ヒロイン愛理沙の家族は事情が複雑で波乱含み。

弓弦と愛理沙は、どんな課題をどのように乗り越えていくのか?

二人は無事に結婚式を挙げて夫婦になれるのか?

イラストは文句なしに可愛い。

今から2巻の発売が楽しみです。

是非、アマゾンの試し読みで内容を確認してみてくださいね。
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お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)

以上