転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 (角川スニーカー文庫)
あらすじ
バスが一日に4本しかないド田舎から都会に転校してきた高校生:霧島隼人(きりしまはやと)。
転校先の同じクラスの隣席には、文武両道+清楚可憐な美少女で人気者の二階堂春希(にかいどうはるき)がいました。
彼女は幼少期、隼人とおなじ所に住んでいた幼馴染であり、隼人の転校により7年ぶりの再会を果たしたのです。
むかし田舎で一緒に遊んでいた時、隼人は春希のことを男の子だと勘違いしており、再開した時も直ぐには認識できませんでした。
野生動物のような男の子だと思っていたのが、清楚可憐な美少女に変身していたのですから無理もありません。
このラノベは、7年ぶりに再会した若い男女がそのブランクを乗り越え、親密になっていく過程を描いたものです。
2021年7月に第二巻が発売予定。
幼馴染の間で恋愛は成り立つか?
ラブコメでは、幼馴染は負けフラグであるのが普通です。
例外もありますが、幼少期からずっと顔なじみの男女間で恋愛感情は育ちにくいもの。
でも、7年ぶりの再会で、しかも男だと勘違いしていたのが実は女の子だったとなれば話は別。
しかも春希が可憐な美少女に変身していれば、かなり新鮮に感じるのは当然です。
7年の間に隼人も成長しており、お互いが思春期の男女として意識し合っています。
春希は学校の人気者なので、みんなの前では期待に沿うよう仮面をかぶっていますが、隼人の前では素に戻ります。
さらに二人は、困りごとがあれば助け合える親友でもあります。
上記を勘案すれば、二人の間では十分に恋愛感情が成り立つと言えるでしょう。
田舎者の主人公男子がモテる理由
霧島隼人(きりしまはやと)は、ラブコメの主人公なので当然モテる設定になっています。
ヒロインの春希はもちろん、妹からも好かれています。
第一巻での出番は少ないですが、サブヒロインたちからも只ならぬ雰囲気を感じます。
なぜ彼がモテるのか、その要因を列挙してみました。
- まあまあのイケメンである
- 幼少期からの環境の影響で、助け合いの精神が育っている
- 思い遣りがある
- 料理や家事が得意で面倒見がいい
自己中で打算で動く他の同級生たちとは違うのです。
つまり結果として、恋愛における差別化が出来ているといえます。
モテなくて悩んでいる人は是非とも参考にして下さいね。
まとめ
ラノベのタイトル「転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件」を見れば、だいたいのストーリーは予想できます。
実際、その予想を裏切らない展開を楽しめました。
今後二人は、どのような紆余曲折を経て結ばれるのか?
無事にラブラブカップルになれるのか?
サブヒロインたちがどんな役割を果たしてくれるのか?
興味は尽きません。
あとがきにも書いてありますが、幼少期の田舎は奈良県の地方、転校先の都会は東京の池袋がモデルだそうです。
作者の細かいこだわりも光るラノベです。
試しに読んでみて下さい。
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転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 (角川スニーカー文庫)
以上