婚活の目的とは?
あなたはナゼ婚活をしているのですか?
結婚相手を見つけたいからですよね?
では、どうして結婚相手を見つけたいのですか?
一人じゃ孤独だし、家族を持った方が幸せになれるから?
ところで、幸せな人生ってどういうイメージですか?
20世紀を代表する物理学者のアインシュタインは、「人間の生きる目的は何か?」と質問されて、「世のため、人のために貢献することです」と答えました。
多くに人に惜しまれて亡くなったマザーテレサは、結婚はしなかったものの、その葬儀には世界中から100万人以上の人が参列しました。
あなたは自分の思い描く幸せを達成するために婚活していると思いますが、どんな相手と、どんな人間関係を築けば幸せな人生が送れると思いますか?
そもそも、あなた自身はどんな人間ですか?
自分がどんな性格なのか、正確に理解できていますか?
自分の力だけで、自分の性格を理解することが可能だと思いますか?
婚活と聞くと「自分のスペックで需要があるか?」とか「相手の年収条件は自分の希望通りか?」とか、まるで商品の購買を彷彿させる軽薄な損得勘定を思い浮かべます。
この記事では、もっと本質的な、人間の性格理解と自分自身の成長について論じたいと思います。
婚活をする人にとって、大なり小なり避けることができない問題だと考えたからです。
人間理解のための指針:エニアグラム
人間の性格を理解・診断する手法はいろいろありますが、エニアグラムは有効な手段として挙げられます。
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詳細は上記文献に譲りますが、人間を大まかに9種類に分類し診断する考え方です。
あなたは、9種類のうちどれかに当てはまるのですが、幼少期に形成された性格の枠組みは一生変わることがありません。
どの性格の人が多いのか少ないのかは、国や地域、文化や時代によって変わります。
どのタイプの性格が優れているとか劣っているとかはありません。
ある性格に分類されたあなたが、その中で健全状態になるか不健全状態になるかは、あなたの努力次第です。
それでは、9種類の性格について概略を述べます(上記文献「性格タイプの分析―エニアグラムの実践ガイド」から引用)。
引用始め
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1)性格のタイプ1:改革する人
・根源的恐れ:非難されること
・根源的欲求:正しくあること
・健全な自己感覚:「私は、道理をわきまえた客観的な人間である」
・隠された不満:「私はほとんどいつでも正しいのだから、もし人々が私の言うことを聞いてくれたら、もっと良い世の中になるのに」
・固有の誘惑:個人的な、道徳上の極端な義務感
・固有の短所:独りよがりの怒り
・固有の長所:自分の正しい目的、とりわけ道徳的価値を達成するためにはどうすれば一番いいかを読み取る力。
2)性格のタイプ2:人を助ける人
・根源的恐れ:自分だけが愛されず、望まれないということ。
・根源的欲求:愛されること
・健全な自己感覚:「私は、世話好きで愛情深い人間である」
・隠された不満:「人は、私が彼らを愛するほど私を愛してくれない。けれども、私はいつも愛している」
・固有の誘惑:自分はいつも善意であると考えること。
・固有の短所:虚栄心
・固有の長所:無欲の親切心
3)性格のタイプ3:動機付ける人
・根源的恐れ:拒絶されること
・根源的欲求:受け入れられる(肯定される)こと
・健全な自己感覚:「私は、好ましく、賞賛すべき人物である」
・隠された不満:「私が人より優れているから、他人は私に嫉妬している」
・固有の誘惑:他人と競争すること
・固有の短所:自己開発に対する怠惰
・固有の長所:正しい自己愛
4)性格のタイプ4:芸術家
・根源的恐れ:何らかの点で欠点があったり不適切であること
・根源的欲求:自分を理解(そして実現)すること
・健全な自己感覚:「私は直感力があり、感覚の細やかな人物である」
・隠された不満:「私は他人とは異質で、どうも周りに溶け込めない」
・固有の誘惑:自己を捜し求めるために想像力を使いすぎること
・固有の短所:妬み
・固有の長所:情緒の安定
5)性格のタイプ5:考える人
・根源的恐れ:他人に脅かされたり圧倒されること
・根源的欲求:自分を取り巻く世界を理解すること
・健全な自己感覚:「私は聡明で、洞察力に優れた人物である」
・隠された不満:「私は頭脳明晰過ぎて、他人は誰も私の理解することを理解したり、私が知っていることを正当に評価することができない」
・固有の誘惑:あらゆるものを分析すること
・固有の短所:(知識に対する)貪欲さ
・固有の長所:理解力
6)性格のタイプ6:忠実な人
・根源的恐れ:見捨てられ、孤独になること
・根源的欲求:安全を得ること
・健全な自己感覚:「私は人に好かれ、頼れる人物である」
・隠された不満:「私は頼りになり命令に従うが、他の人たちはそうではない」
・固有の誘惑:他人に頼ること
・固有の短所:自分自身に頼りたがらないこと
・固有の長所:勇気
7)性格のタイプ7:万能選手
・根源的恐れ:奪われること
・根源的欲求:幸せである(満たされる)こと
・健全な自己感覚:「私は幸せで、物事に熱中する人物である」
・隠された不満:「私は幸せだが、もし、欲しいモノが全て手に入れば、もっと幸せになれるのに」
・固有の誘惑:欲しがる(貪欲な)こと
・固有の短所:大食
・固有の長所:感謝
8)性格のタイプ8:統率者
・根源的恐れ:他人に屈服すること
・根源的欲求:自らを頼ること
・健全な自己感覚:「私は強く、有無を言わせない人間である」
・隠された不満:「私は自分自身が生き残るために戦っているのに、他人は、あわよくば私を利用しようとする」
・固有の誘惑:完全に自分だけでやっていけると考えること
・固有の短所:渇望(他人を完全に所有し支配したい)
・固有の長所:度量が大きいこと
9)性格のタイプ9:調停者
・根源的恐れ:他人から離れること
・根源的欲求:他人との結びつきを見つけること
・健全な自己感覚:「私は平和主義で、気楽な人間である」
・隠された不満:「私はこのままの状態で満足しているのに、他人は皆、いつも私に変化を強いる」
・固有の誘惑:人の言いなりになり過ぎること
・固有の短所:怠惰なこと(無精で、腰が重く、周りの世界になかなか適切に反応しない)
・固有の長所:辛抱強さ
*********************
引用終わり
他人がどの性格タイプに属するかは判断・診断しやすいと思います。
しかし、自分がどの性格タイプなのか判断・診断するのは難しいものです。
他者の力を借りた方が間違えにくいでしょう。
自分の全体像を自分では見ることはできないからです。
自分の全体像をみれるのは、自分以外の他者だけです。
ちなみに、アインシュタインはタイプ5(考える人)、マザーテレサはタイプ2(人を助ける人)に分類されます。
二人とも歴史上の偉人ですが、常に自己研鑽を怠らず成長し続け、最高レベルの統合状態に到達したと考えられます。
人間が成長するとはどういうことか?
人間は上記の性格タイプ1~9にどれかに分類できます。
どのタイプに属していても、精神的な成長をすることで健全状態に移行することができます。
逆に、努力もせずに堕落すれば、不健全の状態へ落ちていくのです。
性格タイプ6(忠実な人)を例にとって説明しましょう。
(文献「性格タイプの分析―エニアグラムの実践ガイド」から一部引用抜粋)
引用始め
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健全な状態:
人を惹きつけ、人の心に訴え、愛らしく、愛想よく、陽気で、迎合的である。他人に密着して、永続的な関係を作っているので、信頼を重んじる。自分と関わりを持った人々との関係を大切にし、忠誠を尽くす。自分がどこかに帰属しているという感情を持てるため、家族や友人を大切にする。協力的で、当てになり、責任感があり、信頼でき、骨身を惜しまず、頼れる人物である。
通常の状態:
決定を下したり、自分で責任を引き受けるのを恐れ始める。権威ある人物(あるいは集団)と自分を同一視し、それに従順になる。組織の一員となり、命じられたことを忠実に実行する。自分の中に相反する感情が生まれ、間接的で受動攻撃的なふるまいを通して権威に反発するようになり、矛盾し混乱した信号を送る。優柔不断で、用心深く、回避的になる。けんか腰になり、自分の安全に対して明らかに脅威となるものに攻撃的な反応を示す。非常に党派心が強くなり、「彼ら対我々」という包囲攻撃的な心理を持つ。狭量で、頑迷になり、自分の恐怖と不安を鎮める手段として、他人に罪をかぶせ、自分を脅かすように見える人を誰でも激しく非難する。
不健全な状態:
自分の行為が行きすぎたり、自分の対抗恐怖症的な防衛が失敗すると、権威者から非難と拒絶を受けるのではないかと恐れ、強い不安を感じ、激しい劣等感を抱いて、他人にべったり依存し卑下的になる。低い自己イメージを抱き、憂鬱な気分になり、自分が臆病で役立たずで、無能で恐怖に苦しめられていると感じる。なんにでも過剰反応し、問題を誇張する。極端な不安に駆られ、他人に迫害され攻撃されていると感じる。
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引用終わり
上記の引用は性格のタイプ6を例に挙げていますが、明らかに、不健全な状態の人とは家庭生活を営みにくいですよね。
他の性格タイプも含めて詳細を知りたかったら、下記文献をご覧になってください。
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自分を変える作業と婚活はセットである:
出会いはそれなりにあったはずなのに、それを生かせなかった。
異性と親密になった上で、将来を話し合う関係になれなかった。
学生時代に恋人を見つけて二十代のうちにすんなりと結婚できる人を、私はすごいと思います。
私はずっと非モテ体質を抱え、劣等感に悩みながら長期間苦労してきましたから、尚更そう思います。
私は死ぬほど苦しみながら、それでも少しづつ自分を変えることでしか活路は見出せませんでした。
参考記事:
結婚相談所の体験談を語る:私が結婚に至るまでの過程と考察
「理想」のパートナーを見つけて「幸せ」な結婚をしたかったら、健全な状態へ向けて成長できるように努力しなければなりません。
正しい自己理解、自分の頭で考えて自分の責任で判断する自立心、などが必要なのです。
周りの空気ばかりを読んで、惰性に流されているようではダメ。
現実を見ないで、自分の妄想に逃げ込んでいてはダメ。
周囲への気遣いをしようとしない自己中ではダメなのです。
成長することで精神が安定し、自信を得て、他者との相互理解・協力・共存共栄が可能になります。
聡明さ、勇気、不屈の精神、自制心、忍耐力という特質を獲得すれば幸せに近づけます。
でも成長するのには時間と努力が必要なので、多くの人は怠けがちです。
でも、必要な時は変わるべきです。
自分を変えるという作業と婚活はセットだと考えてください。
婚活しているような人は、自分を変えな変えれば結婚できません。
逆に言えば、自分を変えられれば結婚できるということです。
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一般的に、夫婦の精神レベルは同程度。
あなたが精神的に成長すれば、憧れの対象であった素敵な人と吊り合いが取れるようになります。
精神レベルが同じだと、一緒にいて「ホッと」する感覚を味わえます。
そして結婚した後、同じレベルにとどまるのではなく、健全レベルへ向けて一緒に成長できる相手を見つけたいものです。
年を取った時に、良い意味で似たもの夫婦でありたいですね。
実際に婚活をしてみよう:
結婚という厳粛な大事業を成し遂げようとしている皆さんのために、自分を理解する手助けとなる情報を提示いたしました。
このような本質を踏まえたうえで、実際に結婚相手を見つける活動、つまり婚活が必要です。
「どの性格のタイプならこの性格のタイプと合う」という決まりや法則はありません。
同じ性格のタイプ同士でもいいし、違うタイプ同士でもOKです。
実際に会ってデートして、半日くらい一緒にいてお互いが自然体でいられたら相性バッチリだと判断していいでしょう。
理想や理屈ばかりコネていても仕方ありません。
とにかく実際に行動することが大事です。
もちろん条件のすり合わせや、相手の欠点を受け入れる柔軟性も必要です。
人によっては、長い年数と多大な労力を強いられるかもしれません。
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