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恋愛依存症にまつわる問題と対処法について

この記事は約7分で読めます。

この記事では、恋愛依存症にまつわる問題について述べていきます。

婚活をしている人たちの中には、この問題に足を引っ張られて、多くの時間を浪費しているケースが見られます。

表面上は分かりにくい恋愛依存症。

原因や治し方も含めて網羅していますので、参考にして下さい。

恋愛依存症とは?

恋愛依存症は恋愛ではない

恋愛は、自立した大人同士の感情の交流です。

一方、恋愛依存症は、他人に依存しないと生きていけない状態であり、婚活のスタート地点にすら立てていません。

「常に恋人と一緒じゃないと不安になる」
「連絡が少しでも途絶えると疑心暗鬼になる」
「相手の無理な要求を簡単に受け入れてしまう」
「恋人をコロコロと変える」

こんな症状があったら恋愛依存症の可能性があります(女性に多く見られる)。

恋愛依存症の人は、「恋人」に対して敬意がありません。

自信がない自分を承認してもらえさえすればOK。

そのための道具として他人を利用しているのです。

もちろん、本人に悪気はありません。

無意識の行動だから、余計タチが悪い。

結婚相談所ならカウンセラーが気付くことができます。

でも、マッチングアプリは自助が基本ですから、遊び人など魑魅魍魎の餌食になりかねません。

人生を浪費して、結婚もできないまま年を重ねたら取り返しがつかなくなります。

恋愛依存症の見分け方:

恋愛依存症に陥いる最大の原因は、自分に自信がないことです。

別に美人でなくても、「自分ってイケてる。人間的にも魅力あるわ」と思っている人は、目に輝きと力があります。

人と話しているときにうつむいたり、自虐フレーズが出てくる場合は要注意です。

また、雑踏で待ち合わせをしているときに、一人たたずむ姿を観察するのも有効です。

自信のない人はつまらなそうな暗い表情をしていることが多いものです。

婚活市場ではスペックという言葉が流行っていますが、実は「自分に自信がない」という状態が恋愛や婚活において一番ダメな条件です。

自分に自信がない人は、男女交際でも自分の素をさらけ出すことが出来ません。

無条件で甘えさせてくれる保護者的な人となら付き合うことなら可能ですが、それは大人同士の恋愛とは呼べませんし、将来にもつながらない非生産的な関係です。

恋愛依存症による恋愛ごっこの現実:

YAHOO知恵袋に投稿されていた相談内容を以下に記します。

要旨はじめ**************

社会人の女性です。

恋愛がうまく行かないこと、結婚への焦りに悩んでいます。

・大学生の時は付き合っていた人がいましたが、その人に好きな人が出来て捨てられました。

・社会人一年目では一人暮らしが寂しくて、何度か飲みに行った男友達を家に入れたこともあります(肉体関係はなし)。

・10~20歳上の男性二人と不倫を経験しましたが、このままではいけないと思い別れました。

・学生時代から気になっていた男友達を2回ご飯に誘いましたが、3回目に断られました。

・職場の気になる先輩からグループでの遊びに誘われましたが、それ以上の関係に発展せず。

・婚活サイトで出逢った人からデートに誘われましたが、キープされている感じがして、3回目のデートは断りました。

元々自分に自信がなく、周囲に流されやすい傾向があります。

寂しがり屋で、人から見捨てられる不安を感じることが多いです。

オシャレをするという意味の自分磨きには余念がありません。

もうそろそろ、お互いを大切にする両想いの恋愛がしたいのですが、なかなかうまく行かず、最近は疲れてしまい鬱気味です。

改善点や今後の活動方法についてアドバイスをお願いします。

要旨終わり**************

結婚相談所では、身元・条件、及び、結婚の意思をしっかり確認した人だけを紹介してもらえます。

しかし、いわゆるマッチンアプリでは、結婚など考えずに、女と遊んで息抜きしたいという男性がたくさん潜んでいます。

その手の男性は女性の扱いに慣れていてスマートに振舞うので、一見、魅力的に感じます。

笑顔が爽やかで言葉遣いが優しく、イケメンの部類に属する人も多いのです。

自分に自信がなくて孤独感に悩まされている女性は自分の事だけで精いっぱいですから、そういった男性のいかがわしさに気付きにくいのです。

付き合って、求めに応じて体を許した後に、実は男性が既婚者だったということは普通にあります。

独身であっても、結婚自体に全く興味がなく、単に遊びたいだけのヤリモク男性(=女の体が目的の男性)というのも珍しくありません。

何か月・何年もの歳月を無為に浪費したあげく、捨てられるというのがお決まりのパターンです。

男性にとっても女性は遊ぶための手段でしかありませんから、都合のいい女のうちは利用しますが、面倒臭さを感じ始めたら別の女に乗り換えます。

捨てられた女性側も、別の依存対象を探し始めます。

たまにデートして、お互いに依存して気分転換できればOKの遊びに過ぎませんから、実は、恋愛と呼べるほど深い心のつながりはありません。

肉体関係を伴っても虚しさしか残らない男女交際が、今日もあちこちで繰り広げられています。

恋愛依存症の女と早く別れた方がいい理由:

ヤリモク男性はともかく、真剣に結婚を考えている男性が恋愛依存症の女性と出逢い付き合ってしまう場合があります。

若くて可愛かったりすると、ついついデートに誘い、女性に尽くしてあげると喜ぶので、ウキウキしてしまうかもしれません。

しかし、恋愛依存症の女性とどんなに付き合っても、結婚生活の基盤となる愛情や信頼関係が育ちません。

女性から依存されて自分が甘やかすだけの関係に、遅かれ早かれウンザリすることでしょう。

こういう場合は、なるべく早く別れることをオススメします。

理由は下記です。

  • 男性が避難場所を提供し続けても依存症の女性が変わることはない。
  • 無理に結婚しても女性は変わらないし、結婚生活が成り立たないので破綻する。
  • 女性は男性のことをカウンセラーとして見ることはないので、話し合っても自分の問題に向き合おうとしない。

女性にとって必要なのは恋愛ごっこではなく、誰かに依存しないと生きていけない自分の弱さに気づき、原因と対策を考えることです。

しかし現実には、自分の弱さと対峙するのは状況的に追いつめられてからでしょう。

甘えられる対象が存在するうちは逃げ続けます。

年を取り、男性からも遊び対象として見てもらえなくなり、親も亡くなり、本当の孤独になったときにどうするかです。

心理カウンセラーや精神科医のアドバイスを受けるという知恵があれば、まだ救われます。

自殺など取り返しのつかない判断をしてしまうケースも多いようです。

日本で恋愛依存症が多い理由

  • 自分に自信がない
  • 常に群れていないと不安
  • 空気を読みすぎて疑心暗鬼になる
  • 他人にどう思われるかで、自分の行動を決める

個の確立が未熟で、個人の尊厳を軽んじる傾向にある日本社会。

そんな日本では恋愛に限らず、依存症が珍しくありません。

例えば、社畜(奴隷サラリーマン)は会社組織への依存症です。

身も心も会社に捧げ、思考力も判断力も失っている人たちを周囲に見かけませんか?

法律よりも上役の「鶴の一声」が優先される始末。

「家族を守るため」というのは言い訳ですが、それが一般的に受け入れられやすい。

社畜は一例ですが、日本は他国に比べ、さまざまな依存症を生み出す素地が強いのかもしれませんね。

もちろん、完全に自立して一人で生きていける人間はいません。

人間だれしも、多かれ少なかれ他者に依存してる部分があります。

しかし、恋愛依存症は病的な部類に属します。

あまりの自信の無さゆえに、まともな社会生活にも支障を来たしかねません。

職場などの表面的な付き合いの場では気付きにくいですが、恋愛・婚活・結婚などの人間性の本質が暴かれる分野では表面化するのです。

恋愛依存症への対処法

精神的に自立した大人同士が親密になり、感情を交流させるのが恋愛です。

そして、お互いがお互いのために尽くして、信頼感と愛情を育てるのが婚活です。

つまり、自分に自信がない恋愛依存体質の人には、恋愛も婚活も無理なのです。

自分に自信をつけるにあたって、一朝一夕の簡単な方法はありません。

どうすればいいかは、各人が弱い自分自身と向き合い続けて考え決めなければならないのです。

どうすれば、弱い自分と向き合えるか?

それには、逃げ場を無くすことが重要です。

甘やかしてくれる親がいたり、その美貌に惹かれて声をかける男が居たり、酒が強くて溺れることができるなら、現実逃避をし易いと言えましょう。

私は男ですがイケメンからは程遠く、親は厳格で、酒をあまり飲めないので逃げ場がありませんでした。

楽しくやっている他人を羨んだこともありますが、追い込まれて努力せざるを得なかった状況が、かえって幸いしたと思っています。

安易な手段や目先の損得に振り回される癖がついてしまうと、いつまで経っても自信や実力は付きません。

恋愛依存症は今までの生き方そのものが原因になっているので、治すには長期間にわたる努力を要します。

自分のことを客観的に把握するのは難しいですから、心理カウンセラーの助けを借りるのは有効な手段です。

残念ですが、親や友人に相談しても活路は開かれません。

寂しいからマッチングアプリで出逢いを求め、一時的な快楽を「恋人」から得るというのは最悪の選択肢・・。

現代では、カウンセリングを利用するのは特別なことではありません。

勇気をもって専門家を頼りましょう。

賢明な判断をおすすめいたします。

参考記事:
↓↓

好きな人ができないのは病気なのか?

「都合のいい女」「都合のいい男」をやめたい人はどうするべきか?

以上