早く結婚したい女性が脱却すべき幻想とは?
最近、少女漫画を実写化した映画「ひるなかの流星」をアマゾンで視聴しました
ジャンルとしては学園恋愛ドラマになります。
可愛らしいけど不器用で冴えない女の子が初恋を体験するという内容です。
視聴者層は主に、10代~40代の女性ですが、その人たちが主人公の少女と自分を重ね合わせて見れば、エンターテインメントとして楽しめるようになっています。
イケメンの同級生と先生に愛され、頭ポンポン・壁ドン・バックハグ・恋人つなぎ・マフラーぐるぐる・・・フルコースを疑似体験できます。
かっこよくて頼りがいのある男性二人が困ったときに助けてくれるだけでなく、自分を巡って激しいバトルを繰り広げます。
しかも、そんなイケメン男性たちをフッてしまう場面すらあります。
ヒロインの特権とはいえ、逆ハーレム状態ここに極まれりといった感じで、女性視聴者たちのニヤニヤ顔が目に浮かびます。
もちろん、主人公の少女が自分自身や相手と真剣に向き合う場面も描かれており、物語として好感が持てました。
今も昔もこういう恋愛ドラマは多くの女性の支持を得ていますが、同時に弊害もあるのではないかと思います。
いい歳だからそろそろ結婚したいと思っている女性たちが、作り話の幻想に浸り過ぎて、現実的な思考力や判断力を失っているのではと危惧します。
この記事では、婚活女性にありがちな幻想を3つ述べたいと思います。
1)心ときめく恋心が始まりでなければならない:
恋心は、相手のことを良く知らない状態、つまり、無知と偏見が原因で作り出されます。
相手の一部分だけを見て一方的に純粋に憧れ、あばたもえくぼ状態、美化してしまうのです。
冷静ではなく、狂信的な行動といえます。
「恋愛は発狂ではないが、両者に共通な点が多い」(カーライル)、のです。
若者の特権ではなく、年齢に関係なく恋心は生まれます。
一目惚れのきっかけは殆どが外見です。
映画ドラマや漫画で登場するイケメン俳優さんのイメージがベースにあります。
学生時代に運よく恋心を抱ける相手に出逢い、付き合うことができた人は幸せです。
恋心は急激にピークに達しますが、時間経過とともに下降を始めます。
相手の全貌、つまり、良いところだけでなく欠点も見えてくるからです。
欠点が見えた途端に幻滅して別れたしまう人もいれば、冷静に受け入れて、愛情を育む人もいます。
恋心は勝手に芽生えますが、お互いの愛を育てるのは努力を要します。
気遣い、思いやり、柔軟性、包容力などが必要ですので、自己中心的なワガママには難しいでしょう。
自然に振る舞い、親密さが増し、一緒に生活できる条件が揃っていると確信した後で結婚に至ります。
ゴールインするには二人で協力するだけでなく、お互いの人間的成長も必須です。
未熟者同士の結婚は、容易に悲劇的結末を迎えます。
現実は甘くありません。
学園生活ではなく実際の婚活において、イケメンと出逢って恋に落ちることを期待してはいけません。
福山雅治みたいな人が結婚相談所に来ると思いますか?
お見合いで一目惚れできるような相手でなくても、何とか相手の良いところを探し、デートを重ね親密になろうと努力し、生涯のパートナーにできるか判断しなければなりません。
女子は恋バナが大好きで徹夜で盛り上がることが出来ますが、そのノリで婚活をしても成功しません。
婚活というのは厳しい生存競争なのです。
2)男性は女性よりも逞しいのが当然だ:
キャリアを積み重ねたアラサーアラフォー女性は、自分より逞しく、尊敬でき、リーダーシップがある男性を求める傾向が強いようです。
そういう女性たちは、職場における男性の表面的なところしか見えていないのでは?
職場と家庭では、その社会的機能が異なります。
家庭生活を一緒に営む男性に、逞しさなんて求めてはいけません。
逞しく家庭を守るのは、女性の方が向いています。
安定した家庭の秘訣は「かかあ天下」です。
家庭では女性に主導権を握ってもらた方が、ケンカになりにくく、うまく行きやすいものです。
男性用の恋愛シミュレーションゲームには男性の願望がよく表現されています。
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男は女々しいし、失恋をいつまでも引きずるし、女性にリードされたいし、膝枕をしてもらいたいのです。
男の兄弟がいたり、学生時代に男性とある程度付き合った経験がある女性ならば、男性の実態が映画のランボーではないことを知っているはずです。
「男性は自分より逞しくあるべきだ」という幻想に取りつかれている女性は、是非とも思い込みを直していただきたく思います。
3)いい人は探せばどこかにいるハズだ:
婚活とは、自分の「理想の人」を探し当てて、その人とゴールインする活動ではありません。
そもそも、「理想の人」なんて存在しません。
自分の頭の中で作り上げた理想なんて、現実を無視した妄想でしかありません。
お見合いしても全然ピンと来ないけど、その後に頑張ってデートを積み重ねつつ、一緒に生活を営めそうかイメージを膨らませることが大切です。
相手の欠点も受け入れて、一緒にいて楽しい間柄になれるよう心の交流をするのです。
OKなら、結果的にその人が理想の人になるわけです。
最終的に結婚する相手との精神レベルは同じだと考えて間違いありません。
自分が憧れてしまう、高嶺の花に感じてしまうような人とは精神的に釣り合わないので結婚できません。
結果的に素敵な人と結婚したければ、まずは自分が素敵になるよう努力しなければならないのです。
自分が努力もせずに、「いい人」を探して、それをゲットしようなんて虫が良すぎます。
まとめ:
この記事では、婚活中の女性が抱きがちな幻想を3つ例に挙げて説明しました。
例えば学生時代に恋愛活動に取り組み、試行錯誤し、悩んだ経験があるならば、こういった幻想を抱く可能性は低くなると思います。
アラサーアラフォーになっても幻想を抱いている人は、男女交際に関する基本的な知識が乏しいと言わざるを得ません。
幻想から覚めない限り、婚期はどんどん遅くなります。
自分を客観視し、現実に立脚して婚活をしてほしいと思います。