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恋に恋する縁遠い女性のケースを紹介:
YAHOOの知恵袋に投稿されていた相談内容の概略を以下に記します。
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昔からモテない独身の女(年齢不詳)です。
何人かの男性から声を掛けられたことはあります。
私のどこが良いのか訊いたところ、「良い奥さんになりそう」みたいな回答ばかりで幻滅し、すべて断りました。
私の理想は高く、スペックが高いだけでは受け付けません。
狂おしいほど私に恋する男性であれば、お付き合いしてみてもいいです。
もしも私が死ぬほどトキメク男性であれば、私からアプローチします。
そういう究極のトキメキやドキドキが出発点であれば、永遠の愛を誓えると思います。
心からトキメクような素敵な男性と出逢い結婚できるのは、引く手あまたの魅力的な女性だけなのでしょうか?
それとも運が良ければ、私でも素敵な出逢いが可能でしょうか?
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恋が最高潮に達した時に結婚できればOKか?
白馬の王子様願望、もしくは、シンデレラ症候群の典型例ですね。
自分からは何も変わろうとせず、努力もしないくせに、いつか素敵な人が現れて自分を幸せにしてくれると妄想している受け身+勘違い女の典型ですね。
映画や漫画の見過ぎでしょうか?
住んでいる世界が狭く、世間知らずという印象を受けます。
恋という感情は、なんの努力をしなくても勝手に芽生えるものです。
相手の表面的な良い所だけを眺めて、勝手に一方的に興奮している発狂状態なのです。
この「最高潮」の状態で結婚式を挙げれば「永遠の愛」が続くと思うのは浅はかです。
淡くて儚い恋は、誤解と偏見に基づいた妄想であり、現実ではありません。
この状態で無理に婚約しても、結婚式の日を迎えることは出来ません。
恋というトキメキではなく、愛情を育てないと幸せな結婚は無理:
生涯の伴侶と出逢ったときにトキメキを感じるのは素晴らしいことです。
しかし、一目見てピンと来なくても、気にすることはありません。
生理的嫌悪感を感じず、一緒にいて自然に話せて、自分の素を出せる相手であれば大いに可能性はあります。
お互いが素を出して、長所だけでなく短所もさらけ出し、それでも許容できるのであれば交際を続ける価値があります。
本当の勝負はそこからなのです。
お互いが相手に尽くした結果、相手が楽しい気分になり、それを見た自分も幸せな気分になる。
そういう地道な活動を継続して、体験を共有し、感情の交流を行えば、愛情が育っていきます。
もちろん、手をつなぐなどのスキンシップも愛情促進に役立ちます。
こうして育てた愛情というものは、勝手に芽生える恋とは異なり、現実に根差した確かな礎となります。
チョットしたトラブルではビクともしません。
幸せな結婚というのは、この地道な努力の延長線上にあるのです。
出逢いは運だが、結婚は二人で作るもの:
この相談女性が言うように、人との出逢いは運によって大きく左右されます。
運が良ければ、外見や雰囲気の良い男性に話しかけられて、ドキドキできるかもしれません。
しかし、それは本質ではありません。
結婚できる関係は、二人で努力してゼロから作っていくものです。
王子様がアナタを幸せな気分にしてくれるのを待っていたら、一生独身のままです。
トコトン受け身の女性が多いですが、それで結婚できたら奇跡でしょう。
受け身で自分に自信がない女性は、相手男性に依存しようとしますし、気に入らないことがあるとすぐに文句を言います。
縁遠い人になるのは当然ですね。
結婚を大げさに考えるな:
結婚生活というのは、確かな愛情を基盤とすべきものですし、安定性が第一です。
ドラマチックではありませんが、穏やかで居心地の良いものでなければなりません。
仲良し夫婦は、結婚後も相手への思いやり行動を欠かしません。
永遠の愛を誓うとは、地道な思いやり行動の継続を約束する、ということです。
ドラマチックなドキドキが永遠に続かなければ真実の愛ではないと誰が決めたのでしょうか?そんなの妄想に過ぎません。
婚活中の人は結婚を大げさに考え過ぎず、一緒にいて楽な相手を候補者として大切にしましょう。
冒頭の相談女性は「良い奥さんになりそう」と思われてアプローチされたそうですが、とても恵まれた立場だと思います。
まとめ:
非現実的な王子様願望にこだわっていると、幸せからドンドン遠ざかってしまいます。
現実を直視して柔軟に行動することが、婚活成功のカギです。
身の程を知るというのは大切です。
相手に100%を求めるのではなく、「5~7割程度満足できれば御の字」という謙虚さを持って婚活を頑張って欲しいと思います。